奥之院笠ヶ瀧寺

香川県 六万寺駅

実は前日、恵門之不動のあと
参拝しようと考えていたのが
奥之院 笠ヶ瀧寺。
こちらも難所として有名な山岳寺院、
同じく不動明王様をご本尊としています。
（ちなみに私、11年前にも参拝経験あり。
2020年にホトカミにページを作成し
1番目に投降したのもこの私でしたが・・・）
ところがどっこい、なんとこの奥之院、
参拝時間は午後2時までというじゃ
ありませんか！
どうあがいても間に合わない、
一度は参拝したことだし、と
あきらめようとしたものの
いいや、やっぱりあきらめきれない！
万難を排除し翌日早朝、あきらめの悪い女は
バス停・小馬越に降り立ったのであります。

最寄りのバス停からのどかな村道を20分強、
瀧湖寺から見上げると遠くの山腹にぽつり建つ
小さなお堂…
嫌な予感は的中、
そうです あれが目的地・笠ヶ瀧。

ようよう麓にたどり着くと待ち構えていたのは
体感勾配60度の石段。
呼吸を登山式に切り替え登りきると
そこには第二段、三段と
ますます険しく狭い石段が待っていた！
もう引き返せない、一歩一歩前へ進み
真っ暗な洞窟を手探りで進むと
急に眼下に開けた視界、吹き渡る風、
そして身体中から吹き出し止まらない汗！
いやあ、しんどかった😖
中高年の方は真夏の参拝は避けることを
おすすめいたします。

登りより降りる方が怖い石段を再び
一歩一歩踏みしめ無事下山。
10年愛用し五角形に変形したゆびわ守も
新しいものを授かることができ、大満足。
島のゆったり・のんびりした空気とは真逆の
山岳寺院の険しさ、不動明王様の忿怒の迫力。
小豆島って本当に奥深いです。
いやあ・・・いいお参りでした。

断崖絶壁の山頂に建つお寺。
なぜ参拝を思い立ったかというと
小豆島の霊場めぐりをしていたから、
というわけではなく、
雑誌「SAVVY」で紹介されていた
笠ヶ瀧寺特製・銀の願掛け指輪を
(欲しい！)と思ったからでした。(←ヨコシマ)

いざ現地へ。
麓から見上げると凄まじい岩壁。
チェーンにすがりよろめきつつよじ登り、
やっとたどり着いた本殿。
開け放した窓からの眺望は格別、
雲の上にいる心地でした。

そしてもちろん入手した
龍が彫られた銀の願掛け指輪。
あれから9年、
時々失敗して洗濯機で回してしまい
歪んで五角形になっちゃいましたが
今でも現役。愛用してます😄