曹洞宗
大乗寺のお参りの記録一覧
東香山 大乗寺(曹洞宗, 1263年, 永平寺と総持寺に縁がある)
七堂伽藍(曹洞宗スタイル), 山門、仏殿(重文)、法堂、歴代住職(和尚)の墓
1283年徹通義介の開山。
加賀守護職・富樫家が保護した。
一向一揆の兵火で焼失したが、江戸時代初期に加賀藩家老本多家により現在地に再興された。
1702年建築の法堂は重文指定されている。
総門
山門(仁王門)
梵鐘
梵鐘
仏殿
仏殿
仏殿(裏)
僧堂
庫裏
鐘鼓楼
梵鐘
法堂
法堂
金沢の寺社巡りにて参拝させて頂いております。
大乗寺さんのHPから以下引用させていただきます。
『日本文化を表面から理解せず、深いところからうけとめようとするならば、仏教、禅を抜きにして論ずることは出来ないでしょう。ヨーロッパ、アメリカを理解するにはキリスト教を、中東やイスラエルを理解するにはユダヤ教、イスラームを知る必要があるのと同じです。今外国のかたがたは真剣に禅を学んでいます。そのうち、日本人は彼らから禅や日本文化を学ぶことになるかも知れません。』
英語教師をやりつつ外国人との神社仏閣めぐりのイベントなどをやっていますが、私もまったく同意見です。
金沢にくる外国人には「鈴木大拙館」も主な目的に挙げている人もいます。以前フランス人に「金沢の鈴木大拙館に行ってきたといっても、日本人誰も知らないんだよw」って笑い話をされましたが、正直「ヤバい、日本人が舐められとる」と思いました。
このままにしてたまるか!と思ったので「じゃあ、お前、西田幾多郎は知っとるんか?」と返したら「知らない」というので、そこから畳みかけています。
日本人として日本のことなのに外国人のほうが詳しいなんてめちゃくちゃ悔しいですからね。
石川県金沢市にある大乗寺を参拝しました。
総門(黒門)へ続く参道
総門(黒門)
写経塔
仁王門
仁王像
右:阿形像 左:吽形像
仁王門にある 「しあわせの鐘」
仏殿(大雄殿)
#大乗寺
ご本尊はシャカムニ仏。法堂に楊柳観音を祀る。
#楊柳観音
種子はサ。三十三観音の1尊。
真言は「オン バザラ・タラマ ベイサジャ・ラジャヤ ソワカ」。千手観音の真言にも出てくるバザラ・タラマを抜くと、薬王菩薩の真言と同じになる。あちらは梵語でバイシャジャラージャといい、ベイサジャ・ラジャはそれが訛ったものだ。楊柳観音にも薬王観音という別名がある。ただし薬王菩薩とイコールという記述は見たことがない。
西国三十三所の札所本尊である観音菩薩は7種類で、これを七観音という。七観音に楊柳観音を加えて八大観音ともいう。
像を作る上では、千手観音の腕は42本。このうち合掌する2本を除いて四十手といい、1つずつ名前があるそうだ。その中で柳の枝を持つのが楊柳手。密教大辞典によれば、この楊柳手が独立したのが楊柳観音。千光眼経という経典に登場するらしい。
また、千光眼秘密法経という経典に、病気を治したければ楊柳枝薬法という修法を行え、とあるそうだ。僕は原文を見ていない。楊柳観音は柳の枝を持っているが、まさに自ら楊柳枝薬法を修している最中であることを示す、とのこと。
写真の御朱印、コロナ禍に入ってから新たに授与されるようになったそうだ。直接きいたわけではないが、薬王観音という別名や楊柳枝薬法の存在から、悪疫退散という思いを込めて配ることにしたのではないかと想像する。
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