木舟山 順教寺の日常(77回目)|広島県志和口駅
明日からGWですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
当寺院の中庭には、シャクナゲの花が植えてあります。
シャクナゲと言えば、赤系統の花が多いですがこの中庭に植えているシャクナゲは白色を基調にして薄い赤色が入っています。
花に詳しい門徒さんの話では、ツクシシャクナゲと呼ばれる種類のシャクナゲだそうです。一説には、日本産のシャクナゲの中では最も大きく一番美しいとされているそうです。
その評判にたがわず、見応えのある花です。
難しそうですが、今度、仏華にも取り入れられないか思案している所です。
すてき
みんなのコメント(2件)
熊谷 兼高様 いつもお世話になります。
シャクナゲ、きれいですね。明るい五月晴れの日の下、まるで花の明かりが灯ったかのよう。
空気感が伝わる写真ですね。
ぱっと見、若干趣旨は違いますが、
「自明灯 法灯明」
ということばが頭に浮かびました。
わたくしなどこういう花を見る時、全体を見て、ひとつ一つの花々にはなかなか目が行きません。
しかし当たり前ですが、ひとつがあっての全体、なんですよね。
ひとつ一つの花々が己を輝かせているからこその全体。
各々に強弱はあるのでしょうが、自然の計らいにありながら、精一杯に咲く姿はけなげで、愛おしいですね。
わたくし、いわゆる「アラ還」に差し掛かりましたが、佛の教えを下敷きに、自分の行く先を見通す、なんてまだまだできていません。
ただ年のせいか、諸々の貪欲はかなり少なくなりましたね。それに加えてよくない傾向でしょうが若干、
「生活のためにがんばる!」
という気力も低下しつつあるように思います(笑)。
慾とのお付き合いは実にむずかしいように感じますね。
わたくし事ですが、このGWはカレンダー通りとなります。
今日は午前中の曇りを活かし、洗濯と庭木の枝おろし。
午後は少雨となり、家のそうじ、と腰の落ち着かないGWスタートとなりました。
GW中は、家内と連れだって茨城・栃木方面の近所で、新たな寺社仏閣を開拓するつもりです。
さきほど加齢の話をしましたが、寺社仏閣をお参りして、境内の石ほとけさま方と向き合うことには、益々熱がこもるようになってきました。
またシャクナゲの写真のおかげで、ますます順教寺参りをしたい気持ちが強くなりました。
これは「法灯明」のお導きでしょうか(笑)
弘法様、コメントありがとうございます。
そうですよね、石楠花はその花の大きさもあり自然界を照らす灯(ともしび)のようにみえますね。
特に、草花の緑が石楠花の薄ピンク色の美しさを上手く引き出しているなと感じます。
絶妙なバランスを醸し出す自然は凄いなと感じます。
所で、仏教の教えに「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という教えがあります。この教えには、煩悩(欲)を抱えたまま幸せになる(幸せ=苦から解き放たれた状態)という意味があります。
煩悩(欲望)を打ち消すことが、仏教の究極目標にあたります。しかし、仏教では人間にはそれは不可能であるとされています。
その代わりに、人が幸せになる上で行うべきことは煩悩をコントロールすることであると仏教ではされています。
強すぎる煩悩を持つとコントロールすることが難しいので、強すぎない煩悩を持つことが煩悩をコントロールする上で重要だとされています。
その仏教の教えに基づくと、弘法様の貧欲が少なくなっているというご状況は弘法様がこれからさらに幸せに生きていく上で最適なご状況ではないかと思います。
ところで、GWは緑が眩しい季節なので寺社仏閣巡りをするのに最適な季節ですよね。
私も今年は妻の実家のある岡山のサツキが有名な天柱山頼久寺(てんちゅうざん らいきゅうじ)に観光がてら勉強に行く予定です。
が生い茂る季節を迎えることもあり
ホトカミ見ました! で広がるご縁
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住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
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