木舟山 順教寺の日常(68回目)|広島県志和口駅
過ごしやすい季節がやってきて良かったなと感じているさなか、春の始まり教えてくれる花が咲いていました。
花桃です。
当寺院の裏山には、花桃が植えられています。その花桃がいつも春先に綺麗な花を咲かせてくれます。
花桃は、花を観賞するために改良されたモモで、桜の一種だそうです。
仏教には、桜梅桃李(おうばいとうり)という教えがあります。
言葉の意味は、桜(さくら)、梅(うめ)、桃(もも)、李(すもも)、それぞれの花にはそれぞれの花にしかない良さがある。
人も同じように他者と比較して優越感や劣等感を得るのではなく、自分にしかない個性を磨くことで自分をより輝かせることができるという教えです。
自分と向き合い、自分らしく生きることが幸福になるために必要なんだということをたった4つの漢字で見事に示している言葉です。
先人は、偉大だなということを花桃を見ながら考えさせられる朝でした。
すてき
みんなのコメント(2件)
兼高様、いつもお世話さまです。
ようやく温かく、と言いたいところ、野田市は朝から雨、ミゾレ、雪、と変化の激しい天候でありました。
わたくしは、お休みをいただけたおかげで、言いすぎですが、空の移り変わりを1日、見ているような感じでしたねぇ。
寒くて、雨で外の活動が出来るわけでなく。
自分勝手な確信ですが、神仏が「まあ、休めよ」って仰っていらっしゃるものと思いました。
家人らは仕事で、家には老犬とわたくしのみ。
自分から、休むべし、というのでなく、ご神仏からそう言われて休むというのは、まだ、ご神仏のみ心をわかっていないということですよね。
この辺が分かれ目、ですかねぇ😃
自立した自分、ご神仏が示されたかたちの自分、どちらを信じられるのか、自身の信心が試されますね。
追伸 面倒くさいヤツでスミマセン。返信は結構であります。
ただ、思うところをしたためただけです😓
弘法様、コメントありがとうございます。
野田市では、まだ、ミゾレや雪などが降ったりしているんですね。
天候の変化が激しくて、大変ですね。
こちらは、少し寒い日はありますが桜も開花し始めて過ごしやすくなってきています。
さて、弘法様が確信された神仏が「まあ、休めよ」と言われていたという解釈ですが、その通りではないのかなと思います。
仏の心は、良く「大慈悲(だいじひ)」と言われています。
意味は、広大無辺な仏の慈悲のことを指していると言われています。
慈悲というのは、目の前にいる人の痛みを我が痛みと感じたり、目の前にいる人の喜びをわが喜びと感じたりできる気持ちのこを言い表すそうです。
仏は、一切の差別をすることなくこの世に存在するあらゆる万物に対して等しくこの慈悲の心を持っている。大慈悲というのはそのような仏の心を表現している言葉です。
言い換えると、ありとあらゆる人々の心に共感し寄り添うことが仏の慈悲の一つではないかと思います。
ですので、弘法様の持たれた「まあ、休めよ」という考えにも仏は寄り添っていらっしゃるんじゃないのかなと感じています。
それに、とん知で有名なかの一休さんは「人生は煩悩溢れるこの世から、来世までのごくわずかの一休みの出来事」と言われています。
人生自体、小休止だと言われているわけです。
生きる上で、休むことは大事ですよね。
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