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吾妻神社の日常(8回目)群馬県中之条駅

◆ 「和利宮縁起」について

投稿日:2023年07月07日(金)
本日7月7日は七夕🎋

織姫と彦星が年に一度会える日🌌

七夕の伝説にちなみ、今回は当社のご祭神「和利大明神(大穴牟遅命)」の夫婦の素敵な伝説についてお話いたします✨

伊勢国阿野津の阿部権守広明は子宝に恵まれず、ある日伊勢大神宮にお参りしたところ児守の明神にお願をかけると良いと神託を受け、その通り行なったところ、間も無く奥方は玉のような女の子を産み、「子持御前(こもちごぜん)」と名付けました

姫は大きくなるに従い、輝くような美しさと気立ての良さが増してゆき、大変評判になり、十六歳の春、継母の弟であった「加若次郎和利(かわかのじろうかずさと)」と結婚しました

平和な毎日を暮らしておりましたが、ある時、夫婦揃って伊勢神宮に参拝したとき、伊勢の国司が姫に一目惚れしてしまい、和利に国司の職を譲るから姫を私にくれないかと持ちかけました

和利は「国司の職と妻を替えてもよいという男がいたら、その男に職をやったらよいでしょう。私はそれほどの男ではありません」ときっぱりと断りました

それに腹を立てた国司は和利が国を乱そうとしていると偽りの文を関白の父に送り、激怒した関白は和利を下野國(現:栃木県)へ流刑しました

お腹に和利の子を身ごもっていた子持御前は和利を救うために乳母の局と一緒に和利の叔父藤原成次がいる上野國(現:群馬県)に向かいました

旅の途中、尾張國熱田神宮の前で熱田明神をふし拝むと間も無く産気づき、若君を産み落とし、乳母に背負わせ旅を続けました

不破の関所を越えると侍がおり、姫の哀れな姿を見て、共に旅をすることになり、中山道の木曽路でも武士が現れ、姫のふびんな物語を聞き、共に成次のいる上野國の山代庄(吾妻郡)へと向かいました

成次のところに無事に到着し、事情を話すと和利を救うべく、成次は二人の侍を連れ下野國に出発しました

下野國に到着すると和利は牢の中に閉じ込められておりましたが、二人の侍の神通力により、牢番を眠らせ、和利を無事に救出することができました

姫はいてもたってもいられずお出迎えのために逢山(中之条町青山)まで駆けつけたところ、和利と再会し、逢山の川端でお互いあまりのことで言葉にならず手と手を取り合い寄り添いました

これより、この所を逢山(青山)、この川を涙川(名久田川)と名付けられたいわれております

和利は二人の侍に感謝し、今後二人で世の人々を救うために神通力をお授けくださいといい、二人は神通力を備えました

神通力を与えた一人の侍は尾張國守護神の「熱田大明神」でもう一人の侍は信濃國鎮守の「諏訪大明神」でした

その後、加若和利は見付山(和利嶽、現:嵩山)の峠に神として現れ、「和利大明神」として和利宮(吾妻神社)に祀られ、子持御前は子持山に神として現れ、「子持山明神」として子持神社に祀られました

以上が吾妻郡内に古くから伝えられた「和利宮縁起(わりのみやえんぎ)の史話となっております✨

和利が国司に反論する場面や子持御前が和利のために旅に出る場面、和利と子持御前が再開する場面などあらゆる場面で強い夫婦の愛を感じました☺️

七夕の伝説に負けないくらいロマンティックなお話ですよね✨

子持神社とは深いご縁がございますので、合わせてお参り頂けましたら幸いです✨

ご夫婦やパートナーがいつまでも仲良く、幸せな日々を過ごせますようお祈り申し上げます🙏⛩️
吾妻神社の建物その他
拝殿の七夕飾りです🎋
吾妻神社(群馬県)
七夕飾りははじめての試みとなります
吾妻神社(群馬県)
お賽銭箱の上に短冊が置いてありますので、ご自由にお書きください🎋
吾妻神社(群馬県)
神門の七夕飾りです🎋
吾妻神社の山門
近くの保育所の子供たちが立派な短冊を奉納してくれました✨
子供たちの願い事が叶いますように🎋
吾妻神社の本殿
七夕飾りは7月9日までとなります
「七夕 特別御朱印」と合わせてお楽しみください✨

すてき

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