なえとりかんのんどう
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苗取観音堂の編集履歴
2023年05月18日 16時30分
ご由緒
【 歴史と建造 】
延宝3年(1675年)に苗取観音が再造され、その後8年後の天和3年(1683年)には郡主内藤義概公の武運長久を祈るため、「奉造立海道三十三処順礼十一面観音堂一宇」という棟札が納められました。
延宝3年(年)のお堂が簡素だったため、建て替えられた可能性もあります。
「海道三十三処」とは陸前浜街道(後の磐城三十三所)のことであると推測されます。
【 別当と御本尊 】
苗取山荒林寺は苗取観音の別当寺であり、享保2年(1717年)にお堂が建て直され、延享4年(1747年)には十一面観音像が奉請されました。
さらに文化3年(1806年)にもお堂が建て直され、明治38年(1905年)と昭和24年(1949年)には屋根の修繕が行われ、信者の奉仕が続けられました。
しかし、現在の苗取観音に祀られている御本尊は、像高約60cmの聖観音であり、十一面観音ではありません。
聖観音は宝冠をかぶり、左手につばみの蓮華を持ち、右手は与願印を結びます。
これが正しく聖観音の姿です。
【 苗取観音と水品神社 】
苗取観音の上には水品神社がありますが、昔は三宝荒神と呼ばれ、近在近郷の農民にとっては重要な農神様でした。
苗取観音と水品神社は親しまれてきた存在でした。
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