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ほうでんじ|真言宗智山派慈雲山

法田寺(法田観音堂)の編集履歴
2023年05月17日(水)
福島県 植田駅

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ダイコン
2023年05月17日 08時12分

ご由緒

【 豪壮な建物と内部 】
法田観音は、旧山田村仁井谷に建てられ、旧道から山門をくぐって約100m進み、50段の石段を登ると豪壮な造りのお堂が目の前に立ちます。
堂内は天井が高く、正面の欄間に取り付けられた竜をすかし張りした飾り板の背面に「享保庚子」と墨書銘がありますので、このお堂の建立されたのは亨保5年(1720年)と考えられます。
【 尊像の特徴 】
お堂の奥には須弥壇風の造りがあり、その中には高さ約3mの巨大な木造白木造りの千手観音が安置されています。
足もとは地面より約20cmほど高くなっており、尊顔は鴨居の上にあるため、鴨居の上の羽目板が二枚外れるようになっており、そこから御尊顔を拝むことができます。
また、堂内には一枚の棟札があり、「享保20年(1735年)御帳奉納」と記載されているため、亨保5年(1720年)にお堂が造られ、その時点で既に御本尊が納められていたようです。
【 共通性と衆生済度の心 】
当時、こうした巨大な尊像を祀ることは一般的ではありませんでした。
しかし、この地は湯長谷藩に属しており、同じ藩に属する札所16番の久保中山観音(鹿島町久保)の尊像も木造白木造りで大きな座像であったため、両尊像を祀るには時代的な共通性と領主が観音信仰による衆生済度の心を大きく持っていたと推測されます。
観音堂のすぐ下には慈雲山法田寺もあります。
お堂の屋根の瓦ふき替えは昭和22年のことでした。

編集前:【 豪壮な建物と内部 】
法田観音は、旧山田村仁井谷に建てられ、旧道から山門をくぐって約100m進み、50段の石段を登ると豪壮な造りのお堂が目の前に立ちます。
堂内は天井が高く、正面の欄間に取り付けられた竜をすかし張りした飾り板の背面に「享保庚子」と墨書銘がありますので、このお堂の建立されたのは亨保5年(1720年)と考えられます。
【 尊像の特徴 】
お堂の奥には須弥壇風の造りがあり、その中には高さ約3mの巨大な木造白木造りの千手観音が安置されています。足もとは地面より約20cmほど高くなっており、尊顔は鴨居の上にあるため、鴨居の上の羽目板が二枚外れるようになっており、そこから御尊顔を拝むことができます。
また、堂内には一枚の棟札があり、「享保20年(1735年)御帳奉納」と記載されているため、亨保5年(1720年)にお堂が造られ、その時点で既に御本尊が納められていたようです。
【 共通性と衆生済度の心 】
当時、こうした巨大な尊像を祀ることは一般的ではありませんでした。
しかし、この地は湯長谷藩に属しており、同じ藩に属する札所16番の久保中山観音(鹿島町久保)の尊像も木造白木造りで大きな座像であったため、両尊像を祀るには時代的な共通性と領主が観音信仰による衆生済度の心を大きく持っていたと推測されます。
観音堂のすぐ下には慈雲山法田寺もあります。
お堂の屋根の瓦ふき替えは昭和22年のことでした。

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