こうぞうじ|真言宗智山派|海雲山
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高蔵寺の編集履歴
2023年05月14日 21時33分
ご由緒
高蔵寺は、大同元年(806年)に東国に下向した高僧徳一大師によって開創された由緒ある古刹と伝えられています。
当山の別堂には千手観世音菩薩が奉安されており、その縁起には、
「徳一大師は当時、天変地異や悪病の流行で苦しむ人々を励ましながら、災害を鎮めるために菊多の地に密壇を設け、千手観音の尊像を刻み祈願した。」
とあり、現在、多くの人々が篤信する磐梯三十三観音第6番札所の高倉観音であるとされています。
三重の塔の観音堂は、応永年間(1394~1428年)に植田城主の藤原隆広公らの力によって建てられたとされ、高蔵寺奥の高倉山に建っています。
そこまでたどる参道は、森閑たる杉並木の続く清浄な場所であり、まさに霊場の極致と言えます。
観音堂は火災に遭わなかったため往古の姿をとどめており、現存の高蔵寺三重塔は安永3年(1774年)ごろ、当山17世住職承隆和尚により再建されたものであり、県の重要文化財に指定されています。
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