芳春寺のお参りの記録(1回目)
福井県武生駅

#芳春寺

ご本尊は河濯（かわそ）四光尊天。

#河濯四光尊天 #河濯大権現

ウワツツノヲの命、ナカツツノヲの命、ソコツツノヲの命、セオリツヒメの4柱の神様で構成。河濯権現とも呼ぶ。

#勢尾律姫

”おおはらえのことば”という祝詞に登場する、”はらえどの大神”と総称される4柱の神々の一員。川の女神で、”おおはらえのことば”では人々の罪や穢れを海へ押し流す役割を担う。
パンフに、河濯権現は一般に女神と認識されているが、それはセオリツヒメがいるためだとある。

白山比咩神社（石川県白山市）の境内のはずれに、河濯尊（かわすそん）大権現堂という祠があり、女神の像を祀る。あちらのご祭神ククリヒメの神とセオリツヒメの尊は同一神だと、何かの本で読んだ。僕は保留中。
ただ、白山比咩神社では確かに、ククリヒメの神は雪解け水をもたらして平地を潤す女神という点が強調されている。

長濱八幡宮（滋賀県長浜市）にはセオリツヒメの尊を祀る末社があって、その名前が河濯（かわそぎ）神社。長浜市あたりも白山信仰が盛んで、白山権現の本地仏とされる十一面観音の優れた像が多いと聞く。

#表筒男命 #中筒男命 #底筒男命

”よみ”から帰還したイザナギの神が”みそぎ”をした時に誕生した神様だが、”はらえどの大神”には含まれない。セオリツヒメの尊が”はらえどの大神”から飛び出して、彼らと組んでいるのはちょっと意外だ。