平鹿郡十文字町上鍋倉字宝龍堂30

黒沢地域の最も大きな社殿を持つのが今木神社であり、産土神として集落の信仰を集めていました。
また、黒沢地域では山林から恵みをもらう者が多く山神社を、そして農耕馬の飼育も盛んだったため保食神を祀る観音社を建てたものです。
説明板によると、かつて観音社は別の場所にあったようですが、明治三十五年以降、この神域に遷宮合祀されたと伝えられています。
菅江真澄もこの地を訪れ、月の出羽路には、初めは大台山の山領にあったが、大杉山の頂上に移り、さらに現在地の大杉山の中腹に移っていると記しています。
山神社では女人禁制の掟が今でも守られています。