代野稲荷神社

秋田県 早口駅

正月元旦に地域の鎮守社である稲荷神社に奉納されている代野番楽は、五穀豊穣と悪疫退散を祈願して行われるもので、元和二年（1616年）ころ、旅芸人（または僧）から伝授されたと云われる伝統行事。俗に番楽岱と呼んでいる地があって、最初はそこで番楽を演じたといわれる。番楽は武士舞と狂言舞に分かれるとされ、もとは、露払いから始められ、一人武士、金巻、二ノ曽我、高立、車角力、三馬、翁舞、紅葉狩り、恵比須舞、千才、山神舞、四拍子、根子切があった。調査時点では、露払い・一人武士・高立・金巻・扇舞・二ノ曽我が伝承されている。囃子は太鼓・横笛・拍子木・鉦である。