えびすじんじゃ(ゆあさちょう)
周辺の埋め立てにより現在は町中となっているが、元来は浜に面し、鳥居、石灯籠、門、本殿が海に向かって一直線に並んでいる。寛文元年(1661)に新屋敷の前場が開かれた際、海上安全と豊漁を願う漁民たちがこの地に勧進したという。覆屋に納められた本殿は、一間社隅木入春日造、流し板葺で、門は簡素な薬医門である。細部の意匠から19世紀のものと見られ、石灯籠が文政6年(1823)の寄進であることから、その頃の建立と考えられる。湯浅町教育委員会 より
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