興善寺のお参りの記録一覧

東京都 春日駅

興善寺（こうぜんじ）は、東京都文京区西片にある日蓮宗の寺院で、山号を妙光山と称します。寛永元年（1624年）に正行院日円聖人を開山、心覚院妙見大姉を開基として創建されました。この寺院は水戸藩徳川家の祈願所としても知られています。

● 開基・開山と水戸家の関係
興善寺を開基した心覚院妙見大姉は、水戸藩初代藩主・徳川頼房の娘であり、寛永14年（1637年）に没しました。彼女の葬儀を契機に、興善寺は水戸家の祈願所として定められました。開山の正行院日円聖人は正保5年（1648年）に没していますが、その教えと信仰は現在まで受け継がれています。

● 境内の見どころ
興善寺の境内には、本堂や興善寺会館をはじめ、多くの歴史的な施設や遺産があります。日蓮大菩薩像を本尊とし、釈迦如来立像や霊夢祖師像といった寺宝も安置されています。本堂には「霊夢殿」の額が掲げられており、阿部正弘の書として有名です。また、境内には石像や献納された水行場などもあり、参拝者の目を引きます。

● 歴史的な背景
興善寺の歴史には、多くの資料が詳細に記録されています。例えば、「本郷區史」や「東京名所図会」によれば、この寺院は甲斐国の本遠寺を本山とし、日蓮宗の重要な末寺として位置づけられています。また、徳川頼房の命により祈願所として設けられた際には、水戸家から多くの寄進が行われ、寺院の規模が拡大しました。

● 文化財と寺院の特徴
興善寺には、運慶作と伝えられる鬼子母神像や、三十番神の像などが所蔵されています。また、境内には江戸時代や明治時代に建立された石碑や石仏が点在しております。

便利な場所だからかしばしば葬儀が行われている印象のお寺です。
病が治るという霊夢祖師像が安置されています。

日蓮宗のため御朱印をいただけなかったけど、写真を撮らせていただきました。

御首題ご対応ありがとうございました。

興善寺さんは、正行院日圓聖人が開山、心覚院妙見大姉が開基となり
寛永元年（1624年）に創建されました。心覚院妙見大姉は水戸藩徳川
頼房の娘で、その縁で興善寺は水戸家の祈願所となりました。

また、「霊夢祖師像」が安置されています。
このお像は、後醍醐天皇の第二皇子・大塔宮護良親皇の御子で、
鎌倉松葉谷妙法寺の開山・楞厳親皇日叡上人の作です。

早稲田から江戸川橋方面へのウォーキング途中に通りすがりです。