養源寺のお参りの記録(1回目)
東京都西馬込駅

東京都大田区池上に位置する養源寺（ようげんじ）は、日蓮宗の寺院であり、山号は長荘山です。この寺院は池上本門寺の子院です。

●創建の背景

養源寺の創建は1648年（慶安元年）に遡ります。松平右京大夫隆政の母、養源院殿妙荘日長大姉の発願によって、荏原郡浜竹村にあった本成寺が現在地に移転され、養源寺と改称されました。この際、池上本門寺の十八世日輝聖人が迎えられました。
養源寺は、池上本門寺歴代住職の隠居所として重要な役割を果たしました。特に、享保4年（1719）と享保6年（1721）には、八代将軍吉宗が鷹狩りの際にこの寺を訪れ、御膳所として利用されていました。

●火災と再建

1804年（文化元年）には火災により全焼してしまいましたが、その後、智海院日勝を初代とし、1945年（昭和20年）まで尼寺として運営されました。

●文化財と現代の意義

養源寺には、日蓮の筆による法華経やその他の貴重な文化財が伝わっております。
池上七福神の一つです。