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くにつおかみじんじゃ

國津意加美神社の御由緒・歴史
長崎県 西唐津駅

ご祭神《主祭神》
 素戔嗚尊
《配祀神》
 大己貴命
 奇稲田姫命
 闇淤加美神
ご由緒

当社は旧武生水郷(現・郷ノ浦町)の惣廟である。
『延喜式神名帳』には「壱岐島石田郡國津意加美神社」と記録されており、「社記」によれば、神代に素戔嗚尊韓国を巡り給ひて御帰朝の際我が壱岐国郷ノ浦江上に着岸ましまして後茲に宮殿を建つ是より村浦の宗廟と崇敬し奉りて妙見宮と申すとある。
当社は古来御願元と称し旧藩主格別の崇敬神社にして国中諸社の首班に置き、定祭には幣使式日には代拝として亀丘城々代を参向せしめ。又松浦藩主壱岐を巡見するに当たりては親しく参向し、恭しく礼幣。奉奠せらる故に当社を直参の社とは申すなり。昔神田神領等存し社殿の造営概ね国守の直営に係り、奉仕の祠官跡特殊の格式及職権を附与せられ、以って維新の際に及べり。仍而神社の設備完整し、当時祭祀の荘厳盛大の状に至りては、国中類例を見ざる所なり(『壱岐国神社誌』)
延宝四年(1676)六月、国内延喜式登録の神社調査により式内小社國津意加美神社に査定され藩主松浦鎮信は木鏡御正体と石額とを献納した。
明治九年十二月四日村社に列せられ、大正十四年三月十日神饌幣帛料供進神社に指定された。

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