浄土宗
国分寺のお参りの記録一覧
奈良県内の寺院巡りの2寺目は、1寺目の奈良市から約25km南へ行った橿原市に在る勝満山 満法院 国分寺です。
浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
こちらの収蔵庫には重文の十一面観音立像が収蔵されています。この十一面観音立像の拝観には事前予約が必要です。
過去に何度か拝観予約の連絡をするもののご縁が無いのかご住職との都合が合わずでしたが、今回やっとお邪魔する事が出来ました。ただ、ご住職はご不在で奥様にて対応して頂きました。
741年に聖武天皇は国家鎮護のため国分寺と国分尼寺を創建する詔を出し、奈良市の東大寺を総国分寺、法華寺を総国分尼寺とした。大和国の国分寺は東大寺であるというのが一般的だが、この国分寺が大和国の国分寺であるという説もある。
この国分寺の創建は不詳だが、国分寺が在る八木町の旧家・寺田家所蔵の「寺田一生録」には、天正11年(1583年)当時の寺田家について、「東南の角に国分寺の道を・・・」と記されており、戦国時代には国分寺があったことを表しているとされます。
境内西側の南北の通りから東へ入ると駐車スペースがありましたので停めさせて頂きました。境内を通り抜けて、境内の北東角に山門がありましたのでマイルール通りに山門から入り直し。山門から入って直ぐ右側に玄関と客殿、左側に手水、正面に鐘楼、玄関の横に本堂です。玄関の呼び鈴を押し、拝観予約した者と伝えると本堂裏の収蔵庫へ行ってくれと。対応頂いた方がお若いのでてっきりご住職の娘さんかと思いましたが奥様でした。早速、収蔵庫の扉を開けて頂き、庫内に入ってゆっくり観て下さいと。撮影禁止の貼り紙がありましたが、ご住職から特別に撮影許可を貰ってあるとの事でとても有難かった。(先代のご住職の時は檀家さんにしか公開しておらず、現住職になってから一般客にも公開する様にしたそうです。)
十一面観音立像は、けやきの一木造、高さ約178cm、すらっとした細身の体躯、目尻が上がったお顔が独特、膝の辺りに翻波式衣文。これらの特徴から平安時代中期の作と考えられています。また、右手の第一指を曲げて錫杖を持つ長谷寺式十一面観音と同形ですが、右手は後補のため元からそうなのか作り直されたかは不明との事です。
収蔵庫を出て本堂へ。本堂には平安時代作の阿弥陀三尊像が祀られているハズですが、近年造られた新しい阿弥陀三尊像が祀られています。事情をお聞きしたら、2003年に漏電により本堂・客殿が全焼したため阿弥陀三尊像も焼失してしまい新造したとの事でした。(十一面観音立像は収蔵庫に安置してあったため無事だった。)
最後に御朱印をお願いした所「御朱印はご住職のみが書いている。必要なら郵送しても良い。」と仰有って頂いたので、お言葉に甘えてお願いして、失礼する事としました。
(観光寺院なら専門の書き手さんが居る場合が殆どですが、そうでない寺院の場合はご住職が書かれるのが一般的であり、拝観予約する際に御朱印も頂きたいとお願いするのですが、今回は失念してしまいました。)
7/30 御朱印が届きましたのでアップしました。
御朱印
山門
手水
鐘楼
本堂
本堂須弥壇の阿弥陀三尊
収蔵庫
十一面観音立像
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