みしましゃ
三島社の編集履歴
ご由緒
神社の創建年代は不詳ですが、天保12年(1841年)頃の新編相模風土記に
以下の内容が記載されています。
・三島社 村の鎮守なり 例祭9月11日
・吾妻社 祭神 弟橘姫命 例祭1月17日
・走湯社 祭神 天忍穂耳命 例祭11月18日
・神明社 祭神 天照大御神 例祭1月16日
これより創建は江戸時代の天保の頃と考えられ、約200年程度の歴史があると考えられます。これらの社は武の各郷にあったものが、明治時代に始まった一村一社運動の影響を受け、昭和8年に神明社が、昭和18年に走湯社と吾妻社が三島社に合祀されました。
当時三島社が村社、他が無格社と三島社が格上だったためです。この時の合祀記念碑が境内に建立されています。
なお夏祭のご祭神「須佐之男神」を祀っている八坂神社は、元々吾妻社に合祀されていたものです。昭和13年に火災のため社殿が焼失、その後昭和16年に当時の氏子、地元の大工さんの協力で旧社殿が新築されました。
平成4年には三島社の森は「三島社の社叢林」として神奈川県の天然記念物に指定されました。この森は「アカガシ・スダジイ・モチノキ」等の常緑広葉樹林と「ホソバカナワラビ」等のジダ植物が群生している所が貴重なようです。
現在の社殿は平成19年10月に建て替えられたもので、当時の氏子会役員が中心となり、「武三島神社社殿修復事業奉賛会」を設立し、地元の方々に奉賛を呼び掛け完成したものです。
当地のお祭りは、7月中旬に八坂神社の夏祭が行われ神輿・屋台が町内を巡回します。11月中旬には秋祭が行われ、午前中は七五三の御祈祷、午後からは御神楽が行われます。
また元旦には毎年千人以上の方が初詣に訪れます。
当地には伝統芸能として、祭囃子、獅子舞、謡が保存されており、祭礼時にはそれぞれの保存会により奉納されます。