すわあづきじんじゃ
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須波阿湏疑神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年11月21日(月)
参拝:2022年10月吉日
【越前國 式内社巡り】
須波阿湏疑神社(すわあずき~)は、福井県今立郡池田町にある神社。式内社で、旧社格は県社。主祭神は倉稲魂命(正殿)、建御名方命(右殿)、大野手比賣命(左殿)、配祀神は太田命、大己貴命。本殿は、国指定の重要文化財。
社伝によると、創建は第25代武烈天皇の御代、信濃國一宮である諏訪大社の御分霊・建御名方神を勧請したのが始まり。その後、地元神の「あづき神」、小豆島の神である大野手比売命を合祀し、奈良時代の716年に倉稲魂命を合祀したとされる。平安時代の927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「越前國 今立郡 須波阿湏疑神社三座 小」に比定されている。
中世戦乱により一時衰退したが、戦国時代の1491年、朝倉貞景の家臣・池田時忠が再興し、社殿(現在の本殿)を造営した。安土桃山時代の1574年、一向一揆により本殿以外の社殿、社宝、古記録を焼失、庇護者の朝倉氏も滅亡し再び衰退した。1595年から再興され、1600年には拝殿が再建され、その後江戸時代には歴代領主からの庇護を受けた。1850年には現在の神門が建立されている。明治に入り近代社格制度のもと県社に列格した。
当社は、JR北陸本線・敦賀駅の東方15kmの山間部の町・池田町の中心部にある。境内のほとんどが平地で、境内東端の少し高いところに社殿などがある。広々とした境内には長い参道、途中に大きな神門、山に抱かれた拝殿、さらに一段高い場所の本殿と、いかにも大社といった堂々たる造り。旧県社とは言え山間部の小さな町にあるので、こぢんまりした神社をイメージしていたため、このかなり立派な造りには驚き。山に漂う神聖な雰囲気含め素晴らしい。
今回は、越前國の式内社、福井県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、ひどい土砂降りであったこともあり、自分以外には人っ子一人見かけなかった。
境内西端入口全景。池田町の中心部にあるようで、写真右手には<お祭り広場>がある。
参道の起点となる<お枕橋>。
神橋の右手(南側)にある<旧田中社跡>。
境内入口の<大鳥居>と<社号標>。
真っ直ぐ伸びる参道。両側に綺麗に高木が並んでいる。
参道左手の<八幡神社>。
参道上にある<神門>。江戸時代後期の建立。三間一戸、切妻、銅板葺の八脚楼門。
神門をくぐったところからの眺め。
参道左手は広場になっている。
社殿が近づいてくると、大きな森が迫ってくる感じ。
参道両側に<狛犬>、奥に<鳥居>と<社殿>が見える。
参道左側の<狛犬>。割と新しそう。
参道右側の<狛犬>。
参道・階段の右側。苔生した様々な石碑、石燈籠、手水盤が並んでいる。
中央上部の朱文字の石碑は<稲荷大神・千三百年碑>。
中央上部の朱文字の石碑は<稲荷大神・千三百年碑>。
こちらが<手水盤>。周りに馴染んでいてカメレオンみたい...(^_^;)
社殿前の階段。
<拝殿>全景。階段を上がったところにも、両側に狛犬が並んでいる。
階段の上、左側の<狛犬>。線が太く、力強い造形。
階段の上、右側の<狛犬>。凛々しさ満点。
簡素な<拝殿>正面。
<拝殿>内部。
拝殿から振り返って境内全景。
拝殿の左側から、拝殿後ろの本殿、境内社などを廻る。
写真左端は<社務所>かな。一段高いところに境内社が3社ある。
写真左端は<社務所>かな。一段高いところに境内社が3社ある。
社務所近くにある<秋葉神社>。
秋葉神社の右隣にある<祖霊社>。
祖霊社の右側にある<市杵島姫社>。
拝殿の真後ろにある<本殿>周りの神域。一段高くなっていて、入口には鳥居が立っている。
<本殿>の覆屋全景。扁額には「縣社式内 須波阿須疑神社」とある。
<本殿>正面。室町時代の建立。桁行3間、梁間2間、三間社流造、檜皮葺。国指定の重要文化財。
本殿から振り返った眺め。
<本殿>全景。覆屋は壁の一部が開いている。
本殿に向かって右手にある<御魂社>。
御魂社の後方高い位置にある<神具庫>。
拝殿の右手、少し離れたところにある<おとの池>と<水神社>。
境内の外、入口にある大鳥居と足羽川の間にある<一里塚>。
大きな木の下にある<一里塚社>。
最後に<社殿>全景。古木の森に囲まれていて、神聖な空気感が抜群に良い。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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