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極楽山 浄土寺の日常(53回目)北海道銭函駅

令和4年2月の掲示板「あたたかな笑顔・・・」

投稿日:2022年02月16日(水)
「あたたかな笑顔 やさしい言葉は プライスレス」


『無量寿経』というお経の中に、「和顔愛語(わげんあいご)して、意(こころ)に先だって承問す」とあり、阿弥陀様が仏に成る前の法蔵菩薩の常の姿として説かれています。つまり、にこやかにほほえんで、やさしく話し掛けることに加えて、相手の心持ちを先んじて知り、その思いを満たしたいとの気遣いや心配りである(新纂浄土宗大辞典より)と。

あるお檀家さんは、「いろいろなお寺のご本尊を見てきたけど、うちのお寺のご本尊が一番ホッとするんだよな~」「これは理屈じゃないんだよな~」と仰って下さいます。確かに他のお寺のご本尊様はとても立派な仏様だといつも感心することがありますが、やはりお寺に戻ってきて拝するご本尊様は大きさはそれほど大きくはありませんし、芸術的価値として素晴らしい仏様ではないと思いますが、温かみのある一番有難く感じる仏様だと思っています。それは我が家の一番親しいお方がいつも微笑んで迎えてくださるようで、とても有難い。ですから、そのお方のお言葉は何より有難い言葉であります。

また、無財の七施という財が無くても出来る施し(布施)の中に、あたたかな笑顔は「和顔施(わげんせ)」、やさしい言葉は「愛語施(あいごせ)」があります。先のお経の中に説かれる「和顔愛語」はあたたかな笑顔、やさしい言葉をもって他に対する施し、恵み与えることになるのです。

苦しみ、悩みの多い世の中、ましてやコロナ禍で不安ばかりの毎日ですが、まずは私が「あたたかな笑顔」「やさしい言葉」の心がけをもって接することによって、相手もあたたかさ、やさしさを感じていただけるのではないでしょうか。

私たちは仏様のように、いつどんな時も広い心や分け隔てのない眼差しが出来る訳ではありませんが、少しでもその心掛けしてゆくことがどんな高価な物よりも価値あるものとなってゆくことでしょう。

合掌
極楽山 浄土寺の建物その他

すてき

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