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三津厳島神社の日常(436回目)愛媛県三津駅

【4月1日の言葉】敷島の大和心を人とはば 朝日に匂ふ 山桜花

投稿日:2024年03月31日(日)
四月朔日(ついたち)の言葉は、「古事記伝(こじきでん)」で有名な国学者「本居宣長」の歌です。
敷島の大和心を人とはば 朝日に匂ふ 山桜花
「大和心とはなにかと、尋ねられたら、朝日に照り輝く山桜の花であると答えよう。
日本人である私の心とは朝日に照り輝く山桜の花の美しさを知る、その麗しさに感動する、そのような心です。」


今まさに春爛漫(らんまん)、境内の桜も華やいでいますが、元々桜といえば、山桜の事でした。
さくらの「さ」は「早乙女(さおとめ)」や「早苗(さなえ)」の「さ」で稲の神様「くら」は「座(くら)」で神様の宿る場所を意味しています。
すなわち「さくら」は稲の神様が宿る場所という意味になります。


稲の収穫が終わって冬になると、稲の神様は山に還(かえ)られます。

春になり山々に自生している山桜の花が白く咲き始めると
「さあ稲の神様が桜の木に降りて来られたぞ」
という事で桜の木のもとに皆が集まって、
神様にお酒や食べ物をお供えし「今年も豊作でありますように」と願いながら、共に飲み食いをしました。
これがお花見の始めと言われております。


そして山桜の花を稲の花に見立てて、その年の豊作を占ったようです。
すなはち、稲の神様をお迎えする神事がお花見のルーツという事になります。
そう考えるとお花見ひとつにも、先祖代々受け継がれてきた日本人としての知恵「大和心(やまとごころ)」が受け継がれているようです。


また桜の香りには、抗菌、リラックス、鎮静作用がある事が科学的にも証明されており、これも長年に亘る生活の知恵「大和心」と言えそうです。
宣長の言うように「花の美しさを知り、その麗しさに感動する日本人としての心」「大和心」をいつまでも持ち続けたいものです。
4月の御朱印は華やかな桜の花びらをモチーフにしています。


心の幸福は感謝の気持ちから始まり、ひたすら祈る事によってより大きくなって行きます。
いつも春の日差しの様なうららかな心でお参りしましょう。


今日も良い一日を!
三津厳島神社(愛媛県)
三津厳島神社(愛媛県)

すてき

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