しょうほうじ|真言宗醍醐派
正法寺のお参りの記録一覧(3ページ目)
正法寺(しょうほうじ)は、滋賀県大津市にある真言宗醍醐派の寺院。山号は岩間山。本尊は千手観世音菩薩。西国三十三所観音霊場12番札所。別称は「岩間寺(いわまでら)」。
寺伝によると、奈良時代初期の722年、元正天皇の病気平癒祈願に功があった泰澄(たいちょう)が、岩間山中の桂の大樹から千手陀羅尼を感得し、その桂の木で等身の千手観音を刻んで、元正天皇の持念仏である金銅千手観音像をその胎内に納め祀ったのが当寺の始まりとしている。
本尊の金銅千手観音像は秘仏で、現在は本堂の三重の厨子に納められている。この観音は、毎夜日没時に厨子を抜け出て百三十六地獄を駆け巡って人々を救済し、日の出とともに岩間山へ戻る際には汗みずくとなっていると言われ、「汗かき観音」とも呼ばれている。
当寺は、最寄り駅は京阪石山坂本線の終点・石山寺駅だと思われるが、石山寺駅から国道422号、県道106号などを使って6.5kmの山の中にある。イメージとしては西国三十三観音の11番上醍醐の東方4km、13番石山寺の南西4kmの位置。滋賀県と京都府の境の一部になっている標高443mの岩間山の390m付近にある(自分はレンタカーで移動)。伽藍は近い場所にかたまっており、見て廻るのに時間はかからない。
参拝当日は週末の昼ごろで、車以外の交通手段がないが、10台分ほどの駐車場がいっぱいになるぐらいの参拝者がいた。
このお寺、駐車場から参道を素直に進むと、伽藍の順番が少し変わっている。
まず最初に出てくるのは、順路右側に現れる、鐘楼を露座の仏像群。<ぼけ封じ祈願>と書かれた赤い幟が立っている。
梵鐘は自由に撞くことができる。
鐘楼の裏手にある<五社権現堂>。当山の鎮守。1994年再建。
参道に戻って、参道の左側にある<白姫(白山比咩)龍神>。開山の泰澄大師が白山で修行中に<白山妙理大権現>と自称する美女と出会い、のちに当山に勧請したとのこと。女性がこの神を崇めると美女になるとのこと。
<白姫龍神>の横から見える景色。なかなか綺麗で気持ち良い。
参道が右に90度曲がり、参道両側に仁王像が立つ。山門はない。
境内全景。参道を進むと伽藍が見え始める。
まず参道左手の谷側に現れる<大師堂>。当山開山の泰澄大師と宗祖の弘法大師を祀る。1985年再建。
参道が二手に分かれる中央にある<稲妻龍王社>。当山の護法善神で後ろのイチョウの大樹に住む。水を司り、雷難・火難を除く。
稲妻龍王社の後ろにある<火伏の銀杏>。推定樹齢450年超、幹回り3.7m、樹高26m。
稲妻龍王社から右前方に進むと<不動堂>。1993年再建。堂内の木造不動明王二童子立像3躯は鎌倉時代の作で、国指定の重要文化財。
本堂(左)と不動堂(右)を繋ぐ建物。諸仏を安置する。
すごいのは建物ではなく手前の池。何の変哲もない小さな庭園の池だが、松尾芭蕉の作品の中でも最も有名な俳句「古池やカエル飛び込む水の音」を詠んだ場所と伝わる。
不動堂の左手に見える<本堂>。
稲妻龍王社まで戻って、左前方に進むと左側(谷側)に<水屋>。
水屋の先に<本堂>。安土桃山時代の1577年再建、江戸時代中期に解体修理。
本堂正面。堂内左手には<寺務所・納経所>。入山料はここで支払う。御朱印はこちら。
本尊の元正天皇念持仏・千手観音菩薩像は秘仏で中央の三重の厨子内に安置されている。<汗かき観音>、<雷除観音>、<厄除観音>の異名で知られる。脇侍は吉祥天と婆蘇仙。
本堂前の<夫婦桂>。泰澄が最初の本尊を刻んだ後の切り株から再び芽生えたと言われており、霊木とされている。
夫婦桂の右隣にある<護法龍王拝殿>。九頭龍龍王、白龍龍王、七面弁財天を祀っていて、それぞれ当山山中に鎮座しているとしている。
護法龍王拝殿の右側のの景色。心が洗われる~♪
ここで振り返って本堂の写真を撮ろうとすると...満開の桜が邪魔をして見えない。嬉しい邪魔。
参道を進むと、左手に<西国三十三所 お砂ふみ道場>がある。三十三所を参詣すると、納経所で満願印を拝受できる。
さらに参道を進むと、左手に<八大龍王堂>。1995年再建。
令和2年 / 【GoToで 】滋賀・京都日帰り旅。
宝厳寺・竹生島神社に続いて、3ヶ所目はこちらのお寺です。
西国三十三所・十二番目のお寺です。
毎月17日はご縁日の法要があり、シャトルバスがある様ですが、なかなか上手く休みが合わず。
行きは、石山駅からタクシーを利用しました。
『本堂』と『不動堂』を拝観。
御朱印を頂いて、最寄りのバス停『中千町』まで坂道を下ります。
(HPでは下車徒歩50分となっていますが、おそらく登りの為。
心配で早めに出ましたが、40分弱で到着しました。)
途中、『奥宮神社』の鳥居前を通り、名前だけで行きたくなりましたが、
往復2kmはバスの時間に間に合わないと思い諦めました。
(境内の展望台からの眺めがとても良いそうです。)
次は【六波羅蜜寺】へ向かいます。
『本堂』
『不動堂』
御朱印
気になった『奥宮神社』の鳥居。
正法寺(岩間寺) 参拝日 令和元年6月8日
西国三十三所観音霊場第十二番の御朱印を頂きました
本堂
不動堂
太師堂
鐘楼と十楽観音
芭蕉の池
御朱印・ご詠歌・お寺の成立ち
西国三十三所観音霊場第十二番の御朱印
参拝客がたくさんいらっしゃいました。
境内は割と広めで見どころもたくさんありました。
西国三十三所草創1300年記念特別印
不動堂
ぼけ封じ観音
立派なふたり(仁王像)
山門はありません
こちらの2人がその代わりだそう
本堂
西国三十三所第12番
蛙とびこむ…の有名なあれを詠んだ場所らしい
本当にカエルがいた
不動堂
ぼけ封じ近畿十楽観音霊場 第四番札所
白姫龍神
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