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うるふしねじんじゃ

宇流冨志祢神社のお参りの記録一覧
三重県 名張駅

惣一郎
2022年02月02日(水)
1269投稿

【伊賀国 式内社巡り】

宇流富志禰神社(うるふしね~)は、三重県名張市平尾にある神社。式内社で、旧社格は県社。主祭神は宇奈根命(うなね)、相殿神は武甕槌命、經津主命、姫大神、大物主命、火之迦具士命、宇迦之魂命、建速須佐之男命、天兒屋根命、応仁天皇、仁徳天皇。

戦国時代1580年の天正伊賀の乱で社殿や宝物、古文書を焼失しているため、創建は不詳。国史である『日本三代実録』によると、平安時代の873年に「宇奈根神」の神階奉授の記載がある。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載されている「伊賀國 名張郡 宇流富志禰神社」に比定されている。戦国時代に伊賀領主・筒井貞次の重臣・松倉勝重が着任すると神領を寄進し、江戸時代には藤堂高吉がさらに神領を寄進した。明治時代になると、近代社格制度の下、県社に列格した。

当社は、近鉄大阪線・名張駅の南西500mの、名張川の北岸の小高い場所にある。境内の西側80mほどの場所に一の鳥居と社号標があり、そこから参道の坂道を登るが、公道にもなっている。二の鳥居以降の境内地はそこそこの広さがあり、社殿や社務所も大きい。

今回は、伊賀国の式内社、旧県社と言うことで参拝することに。参拝時は週末の午後で、昇殿祈祷者含め、ぱらぱらと参拝者が訪れていた。

宇流冨志祢神社の鳥居

境内の100mほど西方の公道上にある<二の鳥居>。

宇流冨志祢神社の建物その他

鳥居から坂道を徐々に登って行く。道の両側は神社の土地なのか、奉納燈籠がきれいに並んでいる。

宇流冨志祢神社の地蔵

坂道の右側にある<柳原地蔵尊>。神仏習合の名残りでも、今でもお供え物が多い。

宇流冨志祢神社の建物その他

境内近くまで来て、坂道の右側にある<忠魂碑>。

宇流冨志祢神社の建物その他

境内手前、坂道の右側にある大きな<奉納燈籠>。

宇流冨志祢神社の建物その他

奉納燈籠の前から境内全景。境内地の南側(写真右側)に参道や社殿があるのが分かる。

宇流冨志祢神社の鳥居

境内西端入口の階段と<社号標>。

宇流冨志祢神社(三重県)

階段を上がって左側にある<手水舎>。

宇流冨志祢神社(三重県)

階段を上がって正面にある<三の鳥居>。

宇流冨志祢神社の建物その他

鳥居をくぐってすぐ右側にある<授与所>。御朱印はこちら。

宇流冨志祢神社の像

参道進んで右側にある<鹿の像>。神の使いかな? 当社HPにも鹿の像の写真は載っているが説明はない。

宇流冨志祢神社の建物その他

参道右側の建物群。おそらく社務所等。特設テントでは秋季例大祭の写真を展示。

宇流冨志祢神社の建物その他

参道左手の建物。ずいぶん大きいけど参集殿かな。

宇流冨志祢神社の本殿

<拝殿>全景。

宇流冨志祢神社(三重県)

拝殿前左手の<狛犬>。

宇流冨志祢神社の狛犬

拝殿前右手の<狛犬>。

宇流冨志祢神社の本殿

<拝殿>正面。上部には「宇流富志禰神社」の扁額。この時はたまたま昇殿祈祷中。

宇流冨志祢神社の建物その他

拝殿前にある<奉納樽>。地元・名張の地酒「瀧自慢」(瀧自慢酒造)と「天下錦」(福持酒造場)。

宇流冨志祢神社の本殿

拝殿後ろの<本殿>。

宇流冨志祢神社の本殿

拝殿の左隣にある<輿玉松尾神社>の拝殿。

宇流冨志祢神社の本殿

<輿玉松尾神社>の拝殿内部。奥に本殿が見える。

宇流冨志祢神社の建物その他

本社拝殿と輿玉松尾神社拝殿の間にある<皇大神宮遙拝所>の石柱。

宇流冨志祢神社の建物その他

輿玉松尾神社拝殿の左側にある<宮城遙拝所>と<明治天皇遙拝所>の石柱。これは珍しいかも。

宇流冨志祢神社の鳥居

手水舎近くまで戻って、境内北側に境内社などが集まったエリアがあるので見て廻る。

宇流冨志祢神社の末社

手水舎の裏にある境内社<三輪明神 大神神社>と<神武天皇遙拝所>の石柱。

宇流冨志祢神社の末社

西側には境内社6社が集められている。左から順に、白玉明神、愛宕神社、稲荷神社、護国神社、八坂神社、市杵島姫神社。

宇流冨志祢神社の建物その他

境内社6社の隣にある<多賀大社遥拝所>の石碑。当社は遙拝所が充実している。

宇流冨志祢神社の末社

こちらは<山ノ神 山王権現>。

宇流冨志祢神社の末社

左は<八幡神社>、右は<山神の祠>。

宇流冨志祢神社の本殿

最後に<社殿>全景。地元風の人々がちょこちょこ出入りしていて、しっかり地元に密着している感じ。(^▽^)/

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神祇伯
2021年09月17日(金)
1360投稿

伊賀国名張郡の式内社です。名張駅から徒歩10分ほどにあり、『日本三代実録』にその名が現れるほどに名張市の鎮守社として長い歴史を持つ神社です。
また、積田神社や大村神社と同じく武甕槌神さまたちが東国から春日大社まで向かわれる道中の伝承地でもあります。

宇流冨志祢神社の鳥居

《一の鳥居》
名張駅のある大通りから少し住宅街を抜けて川に面した位置に参道があります。

宇流冨志祢神社の鳥居

《二の鳥居》
ここからもわかるくらい風格を感じますね。
ちなみに社名の「うるふしね」は"潤うふし水"から来ていることから、この川が昔から水が豊富だったことがわかります。

宇流冨志祢神社の手水

《手水舎》
柄杓なしでも使えるようになってました。

宇流冨志祢神社の本殿

《拝殿》🙏
👁チェックポイント‼️
この神社は天照大御神さまの鎮座地を探して旅をしていた倭姫命さまが、伊勢に至るまでに二年奉斎していた「伊賀陰志守宮」の比定地に挙げられます。
つまり、丹後の籠神社と同じく"元伊勢"の一社ということになります。

宇流冨志祢神社の本殿

《拝殿内部》
胡床が等間隔に置かれ、祈祷ができる体制が整えられています。
前述した通りここも春日神行幸跡地の伝承があるので、社紋が下がり藤になっています。

宇流冨志祢神社(三重県)

《斎館》

宇流冨志祢神社の末社

《末社・松尾神社》
立派な拝殿が建てられています。
こんなところに分社があるのは珍しいですね。

宇流冨志祢神社の建物その他

《多賀大社遥拝所》
場所的にはかなり遠くになるので遥拝所があるのは意外でしたね。
まぁ遠くないと遥拝にせず行けてしまいますからね。

宇流冨志祢神社の建物その他

《授与所》
無人でしたが「御用のある方は宮司宅へ」とのことだったので伺いましたら、宮司の奥さまが応対してくださいました。
この神社もコロナの影響で祭りが例年通り行われずつらいと話されておりました。
来年こそは祭りが再開できることを祈ります。

宇流冨志祢神社の建物その他

《伊賀地方神社マップ》
やべぇ…行きたい神社も多いしすごい気になる神社が多すぎる…
まだまだ伊賀の旅は続きそうです。

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