御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方

ようげんいん

養源院のお参りの記録(1回目)
京都府七条駅

投稿日:2023年05月23日(火)
参拝:2023年5月吉日
京都市内の寺院巡りの2寺目は、東山区に在る南叡山 養源院です。宗達寺、血天井の寺と言われます。こちらも先の法住寺と同じく超有名な三十三間堂の道路を挟んだ東側です。(法住寺の直ぐ北側)住所も三十三間堂廻り町。
以前から気になっていた寺院ですが、開門日が変則的なため今回の予定コースには入れておりませんでした。当日が偶々開門日になっていましたので、急遽拝観する事にしました。(後から知りましたが、Instagramに開門日を掲載されています。)
浄土真宗遣迎院派で、本尊は阿弥陀如来。

1594年に豊臣秀吉の側室・淀殿が、父・浅井長政、兄・万福丸、祖父・久政の追善のため、父・長政の21回忌あたり、秀吉に請して創建。開山は比叡山の僧侶・成伯法印で天台宗であり、寺名は浅井長政の法号「養源院天英宗清」によります。1619年に火災により殆どの堂宇を焼失するも、1621年に2代将軍・徳川秀忠の継室・崇源院(お江、淀殿の妹)が、秀忠に頼み、伏見城の遺構の書院、殿舎を移して再建。伏見城で自刃した徳川家臣の鳥居元忠らの追善という形で血の沁みた床板を天井に張り(血天井)、以降徳川家の菩提寺、位牌所、皇室の祈願所になった。終戦の1945年に浄土真宗遣迎院派に改宗し、現在に至ります。

駐車場が無いため、後から行く予定の京都国博のコインパーキングに駐車してから向かいました。(南へ数分で着く。)
山門前には大きく「血天井」と書かれた立札がやけに目立ちます。山門をくぐると左側に手水、右側に弁財天。少し進むと左側に毘沙門天。緩い傾斜の参道の両側にはモミジの木々、秋の紅葉🍁は綺麗な事でしょう。(決して青モミジも悪くない。)
参道を進むと客殿(本堂)の前に出ます。左側に手水、ヤマモモの木に白鷹龍神・赤桃明神・白玉明神が祀られています。右側には鐘楼、地蔵堂、奥には護摩堂が見えます。
客殿の玄関に入ると拝観受付がありますので、拝観料(600円)を納めて、御朱印(書置きのみ)を頂きました。ご住職?に説明して頂きながら堂内を拝観するスタイルで、割と多目の拝観客でした。堂内の撮影は一切禁止です。先ず、誰でも写真等で見た事がある俵屋宗達筆の超有名な「白像図」から。現物を目の前にすると思っていたものよりずっと大きいし、流石・凄いという感じ。(保護等の観点から複製の展示が多い中、実物が間近で観れるのは本当に有難い。)その横の部屋には、かつて豊臣秀吉が伏見城内に祀っていた「大聖歓喜天」、聖天さんです。とは言っても見れません。
次に「白像図」の対面にある俵屋宗達筆の「麒麟図」、上を見ると「血天井」。当日が雨上がり後の曇り空だったため「ちょっと暗いのでわかり辛いかもしれませんが。」と言いながら差し棒を使って説明頂けると「あ、確かに。」という感じ。(血天井は割と残っていますね、何処で見たのか覚えがありませんが。岐阜市の寺院にもあります。)
その次に「牡丹の間」へ。狩野山楽筆による襖絵の「牡丹図」、綺麗ですね。仏像も3躯安置されていましたが、メモるのを失念してしまいよく覚えていません。頂いたリーフレットを見ますと、中尊に地蔵菩薩、左側に阿弥陀如来、右側に如意輪観音です。この阿弥陀如来は中尊ではないので、本尊ではないようです。
最後に玄関の真ん前にある俵屋宗達筆の「唐獅子図」です。「麒麟図」の裏側になります。板扉の両面に書かれているという事ですね。板扉の位置は拝観用に変えたわけではなく、元々あった位置のままとの事でした。
他に俵屋宗達の現存する唯一の襖絵「岩に老松図」、狩野山楽の羽目板貼付絵は「松の間」にあるそうですが、通常非公開だそうです。

養源院の御朱印
御朱印(書置き)
雨宝殿と書かれています
養源院(京都府)
山門
養源院(京都府)
養源院の建物その他
開門日の案内
養源院(京都府)
手水
養源院(京都府)
弁財天
養源院(京都府)
毘沙門天
養源院(京都府)
参道
養源院(京都府)
手水
養源院(京都府)
客殿(本堂) (重文)
養源院(京都府)
俵屋宗達 白像図
(ネットから転載)
養源院(京都府)
鐘楼 (重文)
養源院(京都府)
地蔵堂
養源院(京都府)
護摩堂(重文・非公開)
養源院(京都府)
白鷹龍神・赤桃明神・白玉明神
養源院(京都府)
ヤマモモの木(京都市指定保存樹)

すてき

御朱印

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
養源院の投稿をもっと見る46件
コメント
お問い合わせ