御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年6月
龍潭寺ではいただけません
広告

りょうたんじ

龍潭寺のお参りの記録(1回目)
静岡県金指駅

投稿日:2022年03月08日(火)
参拝:2022年2月吉日

【静岡県 人気寺社仏閣巡り】

龍潭寺(りょうたんじ)は、静岡県浜松市北区引佐町にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は万松山。本尊は虚空蔵菩薩。庭園は国の名勝。

寺伝によると、奈良時代の733年に行基による開創とされる。当初の寺号は「地蔵寺」であったが、平安時代後期の1093年に当地領主の井伊共保が葬られた際にその法号から「自浄寺」と改められた。平安時代以降、井伊氏の菩提寺であったとされ、元中年間(1384年~1392年)、後醍醐天皇皇子である宗良親王が当寺を中興したとされる。戦国時代の1507年に井伊直平が黙宗瑞淵を招き寺号を「龍泰寺」と改めたが、1560年に井伊直盛が戦死し当寺に葬られるとその法号から「龍潭寺」と改められた。なお、井伊直盛の娘で、直盛の死後井伊家を取り仕切った井伊直虎の墓も当寺に葬られている。井伊家伝記によると、小牧長久手の戦いにおいて井伊直政が先手大将として出陣する際に、当寺に伝わる「日月松有之金銀の扇子」を陣扇として授けたとされる。なお、関ヶ原の戦いの戦勝に伴い、井伊氏が近江国に転封となってからも井伊氏の外護を受け、江戸幕府からも朱印地を与えられた。

当寺は、天竜浜名湖鉄道・金指駅の北西1.5km、道のり2.5kmの緩やかな丘陵地帯にある。旧国幣中社の井伊谷宮の南側にある。大通り(県道320号線)に面した境内南端入口から小高い場所にある境内に向かうと、木々が生い茂る中に<山門>があり、中に入ると境内は野趣あふれる庭園になっている。大きな本堂の北側には、国の名勝にも指定されている庭園があり、有料拝観エリアとなっている。
建物内の拝観エリアも見応え十分で、NHK大河ドラマにもなった井伊直虎ゆかりの品々も展示されている。

今回は、観光情報サイトじゃらんで、静岡県の人気寺院に上がっていたため参拝することに。参拝時は平日の午前中で、個人客はおそらく自分のみで、ご老人の団体バスツアー客が数十人参拝に訪れているのを見掛けた。


※じゃらんでの静岡県人気寺院トップ5は次の通り(2022年2月時点)。
①尊永寺(袋井市)、②修善寺(伊豆市)、③瑞龍寺(静岡市)、④龍潭寺(浜松市)、⑤大円寺(磐田市)
龍潭寺の山門
龍潭寺の山門
境内入口の<山門>。
龍潭寺(静岡県)
山門をくぐって、狭い小道を進むと<仁王門>。
龍潭寺の建物その他
仁王門に向かって右方向に立っている<梛(なぎ)の木>。井伊家24代井伊直政が幼少のころ、井伊家の安泰を念じて植えられた御神木とのこと。樹齢400年。
龍潭寺の地蔵
梛の木のそばにある<子育て地蔵 -虎松の無事成長祈願仏->。戦国時代末期に徳川軍団の筆頭になり、彦根十八万石城主に出世した井伊直政(幼名・虎松)の成長祈願仏。幼少期2歳の時に父・直親を殺されるなど、当時は井伊家は存亡の危機にあった。
龍潭寺(静岡県)
もう一度<仁王門>に戻って順路を進む。
龍潭寺(静岡県)
仁王門をくぐったところ。正面に本堂が見える。庭には草木が多く、きれいに手入れされている。
龍潭寺の本殿
<本堂>全景。かなり大きい。
龍潭寺の建物その他
本堂に向かって左手にある<旧本堂の鬼瓦>。大正期の本堂大改修時に屋根大棟の両側飾りとして作製。平成の改修で江戸時代の姿に戻された時に外された。
龍潭寺の建物その他
境内の北西部にある<井伊氏歴代墓所>。
龍潭寺の建物その他
本堂に向かって右手にある<鐘楼堂>。
龍潭寺の建物その他
鐘楼堂のそばにある石碑。<徳川四天王 井伊直政公出生之地>とある。
龍潭寺の建物その他
鐘楼堂の近くにある<東門(旧鐘楼堂)>。
龍潭寺の建物その他
本堂の右隣(東側)に建つ<庫裏>。
龍潭寺の建物その他
庫裏の入口が有料拝観入口になっている。
龍潭寺の建物その他
庫裏に入ったところ。
龍潭寺(静岡県)
左を向くと、本堂に繋がる廊下が見える。
龍潭寺の仏像
廊下を進んで、一つ目の部屋にある<丈六の釈迦牟尼佛>。遠州地方第一の大仏。江戸時代中期1729年の雲長作。仏像表面の傷は、明治期の廃仏毀釈の跡とのこと。
龍潭寺(静岡県)
二つ目の部屋。
龍潭寺の本殿
三つ目の部屋。本尊<虚空蔵菩薩>は秘仏で、御前立の<釈迦如来三尊佛>を安置。両側の襖絵は、江戸時代初期、東橋齋旭英筆の「龍虎の襖絵」。
龍潭寺の芸術
右側の<龍>の襖絵。
龍潭寺の芸術
左側の<虎>の襖絵。
龍潭寺の建物その他
四つ目の部屋。
龍潭寺の芸術
本堂廊下の上には、甚五郎作の<龍>。
龍潭寺の建物その他
本堂の廊下を出ると、左の渡り廊下で<開山堂>と、右の渡り廊下で<稲荷堂>と繋がっている。開山堂は江戸時代中期1702年建立。
龍潭寺(静岡県)
開山堂内部(西面)。<井伊家のお籠>が展示されている。
龍潭寺の仏像
開山堂内部(南面)に安置されている<身代わり地蔵さま>。
龍潭寺の像
開山堂内部(北面右側)。当山の和尚禅師の像かな。
龍潭寺(静岡県)
開山堂内部(北面左側)。開山の黙宗瑞淵禅師の像。
龍潭寺の建物その他
開山堂の北側にある<井伊家御霊殿>。江戸時代中期1742年建立。
龍潭寺の建物その他
本堂と開山堂の間にある<稲荷堂>。
龍潭寺の建物その他
本堂と稲荷堂の間にある門。もとの庭園入口かな。
龍潭寺(静岡県)
本堂の北側に広がる、小堀遠州作の<龍潭寺庭園>。国指定の名称。
龍潭寺の庭園
庭園の裏手高台は<井伊谷宮>で、その斜面を利用している。
龍潭寺(静岡県)
庭園を眺めながらゆっくりすることができる。
龍潭寺の建物その他
最後に、本堂内で見かけた龍の衝立。自分の好きなタイプ。(^▽^)/

すてき

御朱印

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

投稿者のプロフィール

惣一郎さんのプロフィール画像

惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

惣一郎さんの投稿をもっと見る

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
龍潭寺の投稿をもっと見る80件
コメント
お問い合わせ