浄光寺のお参りの記録(1回目)
大阪府住吉東駅

浄光寺

～北東に石碑　無病息災祈願～


山号　　十輪山　
院号　　九品院　
寺号　　浄光寺
宗派　　浄土宗
御本尊　阿弥陀如来


日本一躰　油かけ地蔵尊縁起

当山に安置し奉る地蔵大菩薩は、大地埋蔵の仏種子を皆悉く扶育し、六道衆生の重苦を救わんが為に、示現し給う尊像なり。
伏して因縁を原ぬれば、往昔住吉の浦　萩の里の浜にて西に向い在しけるを、故あって住吉の東長居の里に移しまゐらせけるを、当寺開山　岌誉上人　一夜の夢に現れ給い、
｢長居の里は　化縁柮なく　吾れ本懐に非ず　
願わくば　大領に移せよ｣と日いければ、
岌誉上人同行を引連れ参りければ、堂は傾き、香久しく絶え拝むも痛々しき御相なり。
従って早速当山に遷座いたせしとぞ伝えられけり。
時遇々文久弐年戌歳初夏より悪疫流行し、
晨に野良に働く壮者も夕べには病に屠れる者数多く、葬いの鉦村々に響き、いと愁膓なりき。
寔に妙薫信女と呼ぶ老媼あり。
常日頃より崇仏の志深くか慈悲衆人に及ぼす妙、好人なりしに吾が子市兵衛病に罹り、痛苦激しく、日に衰えゆく様を見ては悲歎やる方なし。
依って兼々供養怠りなき当地蔵尊に参篭祈願いたしけるに、満願の夜　いづこともなく　異香漂い、心身いと壮快なるを覚ゆる時。
｢吾が身に油を注げ　吾れよく堪え忍び　一切衆生の今世後世の苦報を救うべし｣と、お告げを頂き、低頭礼拝感泣とどまる所を知らずふと尊像を拝すれば、三躰に割れ倒れ居られしとど。
誠に霊験虚妄ならず、恐る恐る元の座に復し参らせしと。
やがて市兵衛初め、近隣の病人次第に本復し、さしも騒ぎし流行も止み初めたり。
巳来堂宇を建立し、至心に恭敬崇拝賽客　
日に増し香華絶ゆる事なし。


　その御詠歌に
地蔵菩薩　油をかける功徳には
我身をくだいて　人を助ける


～油かけ地蔵尊奉賛会報より～


♯遠里小野(おりおの)村
♯ハシバミ実油
♯住𠮷大社へ献上
♯211年(神功皇后摂政21年)
♯大山崎八幡宮

🪷 住𠮷大社 Fabulous 🪷🐈‍⬛🌎💐🪷🐺🌈

大阪市住吉区上住吉1－9－29