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じゅうりんいん|真言宗醍醐派

十輪院のお参りの記録一覧
奈良県 京終駅

nomuten
2021年05月04日(火)
808投稿

南山城、奈良市寺巡りの5寺目は、4寺目の璉珹寺の近くに在る雨宝山 十輪院です。
真言宗醍醐派で、本尊は地蔵菩薩ですが、石仏です。(重文指定)
チャンカワイがMCを務めた「ええじゃないか。」というTV番組で紹介されていました。
伝えによれば、奈良時代に遣唐使だった吉備真備の息子が開基で、元興寺の子院であり、弘法大師空海が行脚の途中に滞在したとの事であるが、はっきりした事は不明。が、鎌倉時代の文献には地蔵菩薩の寺として紹介されている。
国宝の本堂は、地蔵菩薩を中心とする石仏龕(がん=仏像を納めるために設けた窪み、簡単に云うと厨子)を拝むための礼堂として鎌倉時代に造られた建物で、天丼が低く、仏堂というより貴族の住居の様です。
本堂の奥に地蔵菩薩が祀られています。石仏のため元々は雨ざらしだったが、後に屋根(覆屋)が作られ、本堂と繋がっています。
石仏龕は、中央に地蔵菩薩、右側に弥勒菩薩、左側に釈迦如来、それらの外側には二天、更に外側には仁王(阿形、吽形)が花崗岩の石に彫られており、他に十王や五輪塔、梵字も彫られています。このような石仏群は初めて観ました。非常に興味深いです。
本堂内の端には色々な寺宝(仏像、仏具)がガラスケース内に陳列されています。
本堂の手前左側の護摩堂に重文指定の不動明王と二童子が祀られていますが、堂内に入れず拝観できませんでした。(毎月8がつく日に開けられるらしい、要確認。)次回は拝観したいと思います。
尚、駐車場は南側の道路を隔てた所に15台位停めれます。

十輪院の御朱印

御朱印

十輪院の山門

南門(重文)

十輪院の歴史
十輪院の手水

手水

十輪院の建物その他

護摩堂

十輪院の本殿

本堂(国宝)

十輪院の仏像

石仏龕(ネットから転載)

十輪院の建物その他

御影堂

十輪院の庭園
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Gauche Ingalls
2023年12月13日(水)
667投稿

#十輪院

ご本尊は地蔵菩薩。

#地蔵菩薩

よく、エンマ王は地蔵菩薩の化身という。最初に聞いた時はポカンとした。
これは十王信仰や十三仏信仰のごく一部。個人的には、この考え方が中国から日本へ伝わる過程でどのように発展したか時間を追って整理した方が、かえって分かりやすいと思う。

十王信仰は8世紀末の中国で成立。要点は、死後、初七日から三回忌までの10回に渡りエンマ王や太山王など十王の裁判にかけられるから、生きているうちに彼らを供養して少しでも自分に有利な判決を得ようというもの。この辺の考え方は中国に特有の要素が強い。
地蔵菩薩とエンマ王の習合は中国ですでに起こったが、他の仏様と十王は同一視されなかった。また七回忌以降の3回の年忌法要も存在しなかった。

日本には12世紀末に伝来。鎌倉時代のうちに、十三仏のうちアミダ如来までの10尊と十王の対応が説かれた。古都鎌倉十三佛霊場のパンフによれば、日本固有の本地垂迹説の影響もある。
室町時代の日本で七回忌以降の法要も追加。これらの本尊としてアシュク如来や虚空蔵菩薩が加わり、現在の十三仏体制となる。のみならず十王にも新メンバーとして蓮上王・抜苦王・慈恩王が加入した。

日本仏像大全書によれば、十王や十三仏の思想は日本の他界観を根底から変え、現在まで続いている。それ以前、日本には死後の裁きという概念が無かったそうだ。

十輪院の御朱印
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