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しんしょうじ|真言宗豊山派宝珠山(ほうしゅざん)

津照寺の編集履歴
2020年07月08日(水)
高知県 奈半利駅

さささんのプロフィール画像
ささ
2020年07月08日 19時52分

ふりがな

しんしょうじ

通称

津寺(つでら)

ご由緒

室津港を見下ろす小山の上にたたずむ「津照寺」(しんしょうじ)は、通称「津寺」(つでら)と呼ばれています。弘法大師空海上人が四国御修行の砌、山の形が地蔵菩薩の持つ宝珠(ほうしゅ)に似ているところから霊地とし地蔵菩薩を自ら刻まれ本尊とし、宝珠山真言院津照寺と号されました。
はじめ長曽我部氏の庇護をうけ津寺村と称して七町余の地高を有しその後、山内氏が国主として入国してより更に一町五反余の田地を寄附され寺院の運営も全て藩営とされ中老格をもって遇され隆盛を極めておりましたが、明治の改革に遭い地領は一旦政府に没収亦は小作農民に払い下げとなり寺は廃寺とされました。
荒廃にまかすこと約十数年明治十六年ようやく寺名復興を許され今日に至ったのでありますが寺域は極度に狭められ昔日のおもかげはなく、只本堂が地蔵堂としてのこり御殿と申された庫裏の一角が当時小学校として残っておりました。現在、小学校は移転され、大師堂は昭和38年、本堂は昭和50年に新築されたものです。
【楫取地蔵の由来】御本尊延命地蔵を楫取地蔵(かじとりじぞう)という由来を申しますと、慶長七年秋の頃山内家初代一豊公が室戸の沖で暴風雨に遭い困難いたされた時、何処からともなく大僧が現れ船の楫を取って御船は無事室津の港に入港する事が出来た。ほっとした所で先程の大僧の姿が見えないがともあれ探して津寺へ参詣してみると本尊地蔵菩薩の御体が濡れており、大僧が本尊地蔵菩薩であった事がわかった、之より本尊が楫取地蔵と申し伝えられるようになりました。この霊験記は、旧記南路史に明記されて居ります。
また今昔物語には「地蔵菩薩火難ニ値ヒ自ラ堂ヲ出ルヲ語ル」第六として津寺の本堂が火難に遭った時、本尊地蔵菩薩が僧に身を変えて村人に知らせ、火難を逃れたという物語が出ており古くは火事取りの意味でも、かじとりじぞうと呼ばれております。

ご祭神/ご本尊

地蔵菩薩(楫取地蔵)

アクセス

高知東部交通「室戸」下車 (0.5km)
24【最御崎寺】より
(自家用車)約15分 約6km
(徒歩)約1時間40分 約7km
26【金剛頂寺】より
(自家用車)約15分 約3km
(徒歩)約1時間30分 約4km

参拝時間

7:00~17:00

駐車場

港の広場

山号

宝珠山(ほうしゅざん)

院号

真言院(しんごんいん)

創立

大同2年(807)

創始者/開山・開基

弘法大師

巡礼

四国八十八箇所第25番

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