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2019年春と秋のお彼岸はいつ?お供えなど、安心してお彼岸にお参りするための全知識を紹介

最終更新:2018年11月25日公開:2018年03月21日
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「お彼岸は、いつ?」
「お彼岸って、何をすればいいの?」
「夫の実家にお彼岸で呼ばれたけど不安・・・お供えものは、何にしよう?」


毎年、春と秋にあるお彼岸。
しっかり準備を整え、安心してお参りしたいですよね。

こんにちは。
ホトカミ編集部仏教担当の横井です。

今回取り上げるテーマは 「お彼岸(おひがん)」。

以前、あるユーザーさんから「3月に入ったし、そろそろお彼岸だな、お供えものはどうしようか?何か準備をしないといけないな・・・と思っているうちに、お彼岸が過ぎてしまい、お参りできなかった!」という報告を受けました。

彼の後悔は、
しっかりお供えものを準備をして、
「お彼岸に、忘れずお参りしたかった!」

そこで今回は、「お彼岸の意味」「お供えもの」「お墓まいりの作法」など、
安心してお彼岸にお参りするための、すべての知識をすべて紹介します!

ぜひ最後まで読んで、お彼岸にお参りしてくださいね。

この記事の書き手
ライター

横井 郷


愛知県出身の仏教系大学生。一般家庭出身だがさまざまなご縁により仏教に興味を持ち、
あらゆる視点から仏教の可能性を追求している。
好きな仏さまは蔵王権現(ざおうごんげん)。

    目次

  1. 2019年春と秋のお彼岸はいつ?
  2. 「お供えもの」「お墓参りの作法」お彼岸の不安を解消!
  3. お彼岸を深く味わうための豆知識
  4. おわりに

2019年春と秋のお彼岸はいつ?

お彼岸とは、春分の日・秋分の日の前後3日間を含めた7日間の間に、
お仏壇やお墓に手を合わせて、先祖を供養する行事です。


そのとき、お仏壇やお墓もキレイに掃除をします。
『2019年のお彼岸は、春が3月18日(月)から3月24日(日)、
秋が 9月20日(金)から9月26日(木)まで』です。

    2019年のお彼岸は、
  • 春:3月18日(月)から3月24日(日)まで
  • 秋:9月20日(金)から9月26日(木)まで

気づいたらお彼岸が終わってしまっていた・・・なんてことが起こらないように、カレンダーなどに記入しておきましょうね。

初日にあたる3月18日(月)、9月20日(金)を彼岸入り(ひがんいり)といい、
3月21日(木)の「春分の日」、9月23日(月)の「秋分の日」を中日(ちゅうにち)
お彼岸の最終日となる3月24日(日)、9月26日(水)を彼岸明け(ひがんあけ)といいます。

一般的にお彼岸の期間は、春分の日、秋分の日を中日(ちゅうにち:真ん中の日)とし、その前後3日間を入れた合計7日間です。

また、『2020年のお彼岸は、春が3月17日(火)から3月23日(月)、
秋が 9月19日(土)から9月25日(金)まで』
です。

    2020年のお彼岸は、
  • 春:3月17日(火)から3月23日(月)まで
  • 秋:9月19日(土)から9月25日(金)まで

2020年のお彼岸の日程もカレンダーに書き込んでおけば、安心ですね。

では、「なぜ、お彼岸は春分の日、秋分の日なのでしょうか?」

これには諸説あります。
今回は「お彼岸に極楽の世界を拝むことができる」「春分の日・秋分の日は中道(ちゅうどう)という仏さまの教えを表す」という2つの説を紹介します。

まずは「極楽の世界を拝むことができる」という説について。
春分の日・秋分の日には太陽が真西に沈むため、
西にある極楽の世界を拝むことができるとされています。
沈んでいく太陽が、極楽の世界への目印というわけですね。

そのため、太陽が真西に沈むお彼岸にお参りします。

2つ目は「春分の日・秋分の日は中道(ちゅうどう)という仏さまの教えを表している」という説です。

仏教には、かたよらないことを大切にする「中道」(ちゅうどう)という教えがあります。
春分の日・秋分の日は、昼と夜の長さが同じです。

昼と夜の長さが同じということは、かたよりの無い「中道」を表しています。
だから、「昼と夜の長さが同じになる春分の日・秋分の日は中道(ちゅうどう)という仏さまの教えを表している」といえます。

なぜ、お彼岸は春分の日、秋分の日なのかというと、仏さまの教えに由来しているんですね!

ここまで、「お彼岸の日程」と「なぜ、春分の日・秋分の日がお彼岸なのか?」ということを紹介しました。

次に、お彼岸にお参りするための準備について紹介します。
「お供えもの」「お墓参りの作法」を確認し、安心してお彼岸にお参りしましょう。

「お供えもの」「お墓参りの作法」お彼岸の不安を解消!

『2019年のお彼岸は、春が3月18日(月)から3月24日(日)、秋が 9月20日(金)から9月26日(木)まで』ということがわかりました。

次に、お彼岸にお参りするための準備をしましょう。

「お供えもの」や「お墓参りの作法」も確認し、しっかり準備を整え安心してお参りしたいですよね。

ここでは「お供えもの」「お墓参りの作法」について解説します。
それでは、さっそく見ていきましょう。

お彼岸のお供えものは「ぼたもち」と「おはぎ」

「お供えものって、何が正解なんだろう・・・?」
いつも迷いますよね・・・

一般的なお彼岸のお供えものは「ぼたもち」と「おはぎ」です。

「ぼたもち」と「おはぎ」は名前は異なります。

しかし、「ぼたもち」と「おはぎ」はまったく同じものです。
春には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」と名前が変わります。

春は牡丹(ぼたん)の花から「ぼたもち」、
秋は萩(はぎ)の花から「おはぎ」
と呼ばれます。

季節の花の名前によって、名前が変わるんですね。

ちなみに、ぼたもちやおはぎの材料であるあずきの赤い色は「魔(ま)をはらう」とされています。

そのため、ぼたもちやおはぎを食べることで、
「悪いものが入ってこないように」という意味が込められているんです。

そのほかにも、お供えものとして「くだもの」や「和菓子」がオススメです。
お供えしたあとに、「おさがり」としてみんなで食べることができるからです。

また、ご先祖さまに喜んでいただけるのは、
ご先祖さまが生前好きだったものです。
そのため、ご先祖さまに喜んでいただけるようなものもオススメです。

お彼岸のお供えものは、「おはぎ」や「ぼたもち」に加えて、
「くだもの」や「和菓子」、さらには「ご先祖さまが生前好きだったもの」が良いということが分かりました。

次に、「お墓まいりの作法」について見ていきましょう。

お墓参りの作法

「お墓参りの作法、毎回不安になってしまう・・・」という方もいるのではないでしょうか。
一緒にお墓まいりの作法を復習しましょう。

まず、お墓参りに必要なものを確認します。

    お墓参りに必要なものは、
  • 線香
  • ろうそく
  • ライター
  • お花
  • お供えもの

忘れものが無いようにしたいですね。

お墓には、花立(はなたて)、香炉(こうろ)、水鉢(みずばち)などがあります。

必要なものを持ってお墓に到着したら、

1.お墓の掃除をする

まず、お墓の掃除をしましょう。
合掌して一礼してから、
落ち葉や雑草を掃除し、墓石に水をかけながら、ぞうきんなどで汚れを落とします。
掃除をするとき、たわしなどを使うと傷がついてしまうので、やわらかい布を使いましょう。

2.お供えをする

花立(はなたて)に花をたて、
水鉢(みずばち/中央のくぼみ)に水を張り、
ろうそくの火をつけ、お供えものを置きます。

お供えものは半紙などの紙の上におきます。
(水鉢は、浄土真宗や神道式のお墓などにはない場合もあります。)
お線香は香炉(こうろ)に立てましょう。
香炉に線香立てがついている場合は、線香立てを使います。

水鉢にお線香を立てたり、ろうそくを立てたりするのは間違いです。気をつけましょう。

3.お参りする

そして合掌し、ご先祖さまに挨拶と感謝の心をお祈りください。
このとき、ご自身の宗派のお経やお念仏などを唱えるのもよいでしょう。
お祈りが終われば、お供えものを「おさがり」として持ち帰りましょう。
花立の花は、お寺が処分して下さる場合もありますが、
放置すると腐ったり、動物に食べられたりすることがあります。

持ち帰るというルールが決まっている場合は、持ち帰りましょう。

ここまでお彼岸の日程、お供えものやお墓まいりの作法について見てきました。
これで安心して、お供えものを持って、お彼岸にお参りすることができますね。

最後に、より良くお彼岸を過ごすために、お彼岸の由来について紹介します。

実はお彼岸はインド由来の言葉なんです!
日本の伝統行事であるお彼岸と遠く離れたインドがどう関係しているのでしょうか?

それでは、心を込めてお参りできるように、お彼岸について深く知りましょう。

お彼岸を深く味わうための豆知識

お彼岸は日本だけの仏教行事です。

しかし、「彼岸」はインド由来の言葉です。
遠く離れたインドの言葉がどのように日本に伝わったのでしょうか。

ややこしいのですが、この記事では「お彼岸」は日本だけの仏教行事、
「彼岸」は仏教でいう悟りの境地として紹介していきます。

  • 「お彼岸」・・・日本だけの仏教行事
  • 「彼岸」・・・悟りの境地のこと

ここでは、「彼岸」のルーツとなる言葉がインドから日本に伝わるまでの歴史と
「お彼岸」という日本の仏教行事が生まれるまでの歴史、
さらに、心を込めてお参りするための「お彼岸」の過ごし方を紹介します。

「彼岸」はインド由来の言葉

お彼岸の「彼岸」という言葉の由来、知っていますか?
「彼岸」は、遠く離れたインド由来の言葉なんです。

ここでは、「彼岸」の由来となる言葉がインドで生まれてから中国で漢字に翻訳され、日本に伝わるまでの歴史を紹介します。

お彼岸が生まれた背景を知り、心を込めてお参りできるようにしましょう。
それでは、まず「彼岸」の由来について説明していきます。

仏教が生まれたインドの言葉である、サンスクリット語に「パーラミター」という言葉があります。
「パーラミター」とは、「最高であること」や「彼方へ行った」という意味の言葉です。
特に仏教では「パーラミター」を、「悟りに至った」と解釈しました。
※悟りとは、お釈迦さまが体験した境地(心の状態)で、その境地を目指すのが仏教の目的です。

「パーラミター」という言葉が中国に伝わり、漢字に翻訳されたとき、中国のお坊さんは「パーラミター」を「到彼岸(とうひがん)」と翻訳しました。

「到彼岸(とうひがん)」とは、直訳すると「あちらの岸に到る」という意味です。
「悟りに到る」ことを河を渡る様子にたとえ、「到彼岸(とうひがん)」と表現しました。
(まだ悟っていない状態を此岸(しがん)といいます。)

「パーラミター」というインドの言葉が中国で「到彼岸(とうひがん)」と漢字に翻訳され、仏教が日本に入ってくると同時に、日本にも「彼岸」という言葉が伝わったんですね。

「彼岸」という言葉は、インドから中国を通って日本まで旅してきたんですね。

では、「彼岸」が日本で「お彼岸」に発展するまでには、どのような歴史があったのでしょうか?

それでは見ていきましょう。

「お彼岸」は日本だけの仏教行事

「彼岸」はインド由来の言葉ですが、「お彼岸」は日本だけの仏教行事なんです。
他の国にはお彼岸はないんですよ。

  • 「お彼岸」・・・日本だけの仏教行事
  • 「彼岸」・・・悟りの境地のこと

「お彼岸」と同じくご先祖さまをおまつりする仏教行事といえば、夏に行われる「お盆」があります。

お盆は中国で成立したとされるお経に由来し、中国や台湾、そして日本などで広く行われている行事です。
お盆は、グローバルな行事なんですね。

それに対して、「お彼岸」は日本人が昔から行っていた慣習に仏教が結びついてできた、日本だけの行事です。

「お彼岸」が日本で生まれるまでを紹介します。

日本人は古来より、農耕が始まる春分の日に豊作を太陽に祈願する慣習がありました。これを「日願(ひがん)」といいます。

この「日願(ひがん)」に仏教の考え方が加わることで、仏教行事としての「お彼岸」が成立し、ご先祖さまをおまつりする行事になりました。

「お彼岸」の成立は、平安時代に宮中で「お彼岸」の法要が行われていたという記録からわかっています。
1000年近くも昔から日本では仏教行事として「お彼岸」を行っていたんですね。
※「お彼岸」の由来には諸説あります。

古くからの日本の慣習と仏教の考え方が結びついて「お彼岸」は生まれました。
「お彼岸」はご先祖さまをおまつりする行事と紹介しましたが、実はそれだけではありません。

「お彼岸」には、より良く生きるためのエッセンスが詰まっているのです。

それでは「お彼岸」はどう過ごせば良いのでしょうか?
より良い「お彼岸」の過ごし方をご紹介します!

お彼岸は、自分を見つめなおす1週間

お彼岸は、ご先祖様を供養するだけの期間ではありません。
実はお彼岸は、自分自身がよりよく生きるための方法を実践する期間でもあるのです。

仏教では、悟りに至るため励むべき6つのことである、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)というものがあります。

波羅蜜とは、先ほどご紹介したお彼岸の語源「パーラミター」の音写(音を漢字にあてはめた言葉)です。

    六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、
  • 布施(ふせ):見返りを求めない施しをすること
  • 持戒(じかい):ルールを守り、自分自身を戒めること
  • 精進(しょうじん):絶え間なく努力をすること
  • 忍辱(にんにく):短気にならず、忍耐をすること
  • 禅定(ぜんじょう):こころを落ち着かせ、反省をすること
  • 智慧(ちえ):上の五つをふまえ、物事の道理を見極めること

この六波羅蜜(ろくはらみつ)を1つ1つ実践する日がお彼岸の期間というわけです。

お彼岸の1週間には、中日を除いた6日間のあいだは六波羅蜜に1つずつ取り組み、中日(ちゅうにち)にはご先祖さまに感謝をします。

おわりに

「お彼岸の日程」「お供えもの」「お墓参りの作法」そして、「お彼岸のより良い過ごし方」を紹介しました。

『2019年のお彼岸は、春が3月18日(月)から3月24日(日)、秋が 9月20日(金)から9月26日(木)まで』です。

ご先祖さまが生前好きだったものなどをお供えし、お仏壇やお墓へお参りしましょう。

ぜひ、この機会にお彼岸の由来や意味を知り、 ご先祖さまに感謝の想いを伝え、自分自身を見つめなおしてみてください。

《執筆=横井 郷》




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