こんごうじ
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金剛寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2021年04月19日(月)
参拝:2021年4月吉日
大阪寺巡りの2寺目は、先の観心寺と同じく河内長野市に在る天野山 金剛寺です。
真言宗御室派で、本尊は大日如来。この大日如来と不動明王、降三世明王の三尊が国宝に指定されています。国宝に指定されたのは2017年、その年に京都国博で開催された国宝展に大日如来と不動明王の2躯が出展されており、間近で観させて戴きました。その時はデカい仏像だなあと思いましたが、今回金堂に安置されているのを観たら全然そんな事は無く、お堂にサイズがぴったりマッチしていました。やはり仏像は本来在る場所にて観るのが一番いいと感じました。
それにしても河内長野市には2件4躯の国宝仏が有って羨ましい限りです。
さて、この寺院は8世紀前半に聖武天皇の勅願により行基が開創、弘法大師空海が修行をしたと伝わります。その後衰退したが、高野山の僧の阿観が後白河法皇と八条女院のサポートにより再興、女性の参詣ができるようになり、女人高野と呼ばれる様になったとの事。(奈良の室生寺も女人高野で有名)また、南北朝時代には南朝の行宮として使用されていた由緒ある寺院です。塔頭(子院)もかなりの数在りましたが、明治の廃仏毀釈等により現在は3院しか残っておりません。
国宝の三像は、毎年4月14日~18日と11月1日~5日に金堂内で直接観る事が出来ます。特別拝観料は1000円。内陣と下陣との間を区切っている格子戸を取り外して拝観させて戴ける様です。(金堂以外のお堂には入れませんからちと高いように感じますが・・・)
現在の境内は南北方向に細長く、北側と南側に有料駐車場(500円)があります。北方面から来たため北側の駐車場に停めますが、その前に総門を車でくぐります。車を停めて南へ少し歩くと最初に本坊の表門がありますが横を通り過ぎて、もう少し行くと右手に摩尼院への道があります。こちらも通り過ぎると伽藍に入る楼門が右手にあります。
楼門をくぐると食堂、金堂、多宝塔が目に入ります。その上の段には薬師堂、五佛堂、観月亭。先ず金堂へ。真ん中に3mを超える大日如来坐像(台座、光背を会わせると6m超え)、左右には2mを超える明王坐像。大日如来像は平安時代末期作で、明王像は鎌倉時代作です。いいです。(他に言葉が思いつかないですね。)
不動明王は快慶の高弟の行快作と胎内の墨書により判明していますが、他の作者はわかっておりません。そんな事はどうでもよくなります。
じっくり眺めてから金堂を出て、上の段のお堂へ。でも堂内が観れるのは五佛堂のみ。平安時代作の五躯の仏像(重文指定・五智如来)が祀られているのが小さな窓から観れます。これも素敵です。出来れば薬師堂の薬師如来や多宝塔内部も観たいものです。(多宝塔に祀ってあった大日如来は現在宝物館に安置)
伽藍を後にして、来た道を戻って摩尼院へ。伽藍を拝観しているため拝観料は100円、ややこぢんまりとした庭が2つ、落ち着きますね。
摩尼院を出て、最後に本坊へ。現在庭園を改修工事中のため拝観料は200円。
改修工事中とはいえ、確かに素晴らしい庭園だとわかります。最奥に在るのは奥殿、北朝の御座所だった所です。(元は塔頭の観蔵院)
手前の客殿(入れません)の先には持仏堂(本尊は不動明王)、その先には宝物館があり、多数の仏像と仏画が展示されています。
国宝仏はさておき、新緑の季節や紅葉の時期に再度訪ねてみたいと思います。
真言宗御室派で、本尊は大日如来。この大日如来と不動明王、降三世明王の三尊が国宝に指定されています。国宝に指定されたのは2017年、その年に京都国博で開催された国宝展に大日如来と不動明王の2躯が出展されており、間近で観させて戴きました。その時はデカい仏像だなあと思いましたが、今回金堂に安置されているのを観たら全然そんな事は無く、お堂にサイズがぴったりマッチしていました。やはり仏像は本来在る場所にて観るのが一番いいと感じました。
それにしても河内長野市には2件4躯の国宝仏が有って羨ましい限りです。
さて、この寺院は8世紀前半に聖武天皇の勅願により行基が開創、弘法大師空海が修行をしたと伝わります。その後衰退したが、高野山の僧の阿観が後白河法皇と八条女院のサポートにより再興、女性の参詣ができるようになり、女人高野と呼ばれる様になったとの事。(奈良の室生寺も女人高野で有名)また、南北朝時代には南朝の行宮として使用されていた由緒ある寺院です。塔頭(子院)もかなりの数在りましたが、明治の廃仏毀釈等により現在は3院しか残っておりません。
国宝の三像は、毎年4月14日~18日と11月1日~5日に金堂内で直接観る事が出来ます。特別拝観料は1000円。内陣と下陣との間を区切っている格子戸を取り外して拝観させて戴ける様です。(金堂以外のお堂には入れませんからちと高いように感じますが・・・)
現在の境内は南北方向に細長く、北側と南側に有料駐車場(500円)があります。北方面から来たため北側の駐車場に停めますが、その前に総門を車でくぐります。車を停めて南へ少し歩くと最初に本坊の表門がありますが横を通り過ぎて、もう少し行くと右手に摩尼院への道があります。こちらも通り過ぎると伽藍に入る楼門が右手にあります。
楼門をくぐると食堂、金堂、多宝塔が目に入ります。その上の段には薬師堂、五佛堂、観月亭。先ず金堂へ。真ん中に3mを超える大日如来坐像(台座、光背を会わせると6m超え)、左右には2mを超える明王坐像。大日如来像は平安時代末期作で、明王像は鎌倉時代作です。いいです。(他に言葉が思いつかないですね。)
不動明王は快慶の高弟の行快作と胎内の墨書により判明していますが、他の作者はわかっておりません。そんな事はどうでもよくなります。
じっくり眺めてから金堂を出て、上の段のお堂へ。でも堂内が観れるのは五佛堂のみ。平安時代作の五躯の仏像(重文指定・五智如来)が祀られているのが小さな窓から観れます。これも素敵です。出来れば薬師堂の薬師如来や多宝塔内部も観たいものです。(多宝塔に祀ってあった大日如来は現在宝物館に安置)
伽藍を後にして、来た道を戻って摩尼院へ。伽藍を拝観しているため拝観料は100円、ややこぢんまりとした庭が2つ、落ち着きますね。
摩尼院を出て、最後に本坊へ。現在庭園を改修工事中のため拝観料は200円。
改修工事中とはいえ、確かに素晴らしい庭園だとわかります。最奥に在るのは奥殿、北朝の御座所だった所です。(元は塔頭の観蔵院)
手前の客殿(入れません)の先には持仏堂(本尊は不動明王)、その先には宝物館があり、多数の仏像と仏画が展示されています。
国宝仏はさておき、新緑の季節や紅葉の時期に再度訪ねてみたいと思います。
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nomuten807投稿
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