竜昌寺のお参りの記録(1回目)
新潟県越後滝谷駅

『弘治二年(1556)七月鷺之巣定正院七世感応円達和尚の隠居寺として創立され、定正院の末寺である。

　現在の堂宇は弘化四年(1847)に建てられたものである。この時の棟梁が建築作業を進めているうちに感じられたことは、幾ら棟梁として実権を握っていても、僧侶には頭も上がらないことを実感し、出家して修行の末、禅師号を得て二十世の住職を継いだ。

　その後、修行道場を建て、明治時代(1868～1911)は雲水らが大勢おって教化の実をあげられたと伝えている。』