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伊雜宮(皇大神宮別宮)(三重県)

いざわのみや

伊雜宮(皇大神宮別宮)のお参りの記録(1回目)
三重県上之郷駅

投稿日:2026年09月27日(日) 16時48分53秒
参拝:2026年1月吉日
過去の参拝記録です。

月夜見宮へのお参りを終えた後は、近鉄に乗って志摩市磯部町の上之郷まで足を延ばし、伊雑宮へ向かいました。

伊雑宮は内宮の別宮で、天照大御神の御魂をお祀りしています。内宮から遠く離れた志摩の地に鎮座することから、古くから「遙宮(とおのみや)」とも呼ばれてきました。創建は約2000年前、垂仁天皇の御代と伝えられています。内宮の鎮座後、倭姫命が神宮へお供えするものを採る「御贄地」を定めるために志摩国を巡った際、伊佐波登美命がこの地に神殿を建て、天照大御神の御魂をお祀りしたと伝えられています。志摩は古くから海の幸に恵まれ、現在でもアワビや伊勢海老などが神宮へ奉納されており、伊雑宮では海の幸、山の幸の豊穣が祈られてきました。

伊雑宮は内宮からかなり離れていますが、今回は「伊勢神宮参拝きっぷ」を利用していたので、上之郷まで足を延ばすこと自体はそれほど負担ではありませんでした。ただし、時間には少し気を遣いました。伊勢市駅には手荷物を宿まで届けてもらえるサービスがありますが、今回泊まる宿はその対象ではなかったため、預けてある荷物を窓口が閉まる前に自分で回収しなければなりませんでした。その時間に間に合う列車は1、2本しかなく、帰りの時間を気にしながらのお参りとなりました。

境内では、根元が大きく膨らんだ不思議な楠が目に留まりました。「巾着楠」と呼ばれている木で、その名のとおり根元が巾着袋のような独特の形をしています。普通の大木とはまた違った姿をしており、強く印象に残りました。

伊雑宮でもう一つ有名なのが、宮域に隣接する御神田です。ここでは毎年6月24日に「伊雑宮御田植式」が行われます。「磯部の御神田」の名で国の重要無形民俗文化財に指定され、香取神宮、住吉大社とともに日本三大御田植祭の一つとされています。色鮮やかな装束を身につけた人々が田植えを行い、五穀豊穣を祈る古くからの神事が現在まで受け継がれています。私が訪れた頃にはちょうど夕暮れを迎えていました。日が傾く中で見る御神田と周囲の風景は昼間とはまた違った趣があり、とても神秘的に感じられました。

時間を気にしながらの参拝ではありましたが、遠く上之郷まで足を延ばした甲斐がありました。伊雑宮へのお参りを終え、この日の神宮巡りはここで終了しました。
伊雜宮(皇大神宮別宮)(三重県)
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