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円覚寺のお参りの記録(2回目)
神奈川県北鎌倉駅

投稿日:2026年08月16日(日) 14時12分11秒
参拝:2026年8月吉日
この日の霊場巡りは、円覚寺からスタートです。

円覚寺は北鎌倉駅の東口の目と鼻の先にあります。
これまでにも観光やらおデート()やらで何度となく訪れているお寺ですが、今回は鎌倉の霊場巡りとしてのお参りです。いつもの参拝とは少し違って、境内へ入ると自然と気が引き締まります。

円覚寺は、正式には瑞鹿山 円覚興聖禅寺といい、臨済宗円覚寺派の大本山。鎌倉五山では建長寺に次ぐ第二位に列する、鎌倉を代表する禅寺です。
創建は鎌倉時代後期の弘安5年(1282年)。
第八代執権・北条時宗が、中国・宋から招いた高僧無学祖元禅師を開山として建立しました。
時宗は無学祖元禅師を師として深く禅に帰依しており、国家の安泰と禅の興隆、そして蒙古襲来によって亡くなった人々を敵味方の区別なく弔うことを願って、円覚寺の建立を発願したとされています。
元寇の直後に建てられたお寺でありながら、敵味方を分け隔てなく供養するというところにも、円覚寺建立に込められた思いを感じます。
「円覚寺」という寺名は、建立の際に大乗経典の『円覚経』が地中から出土したことに由来すると伝わります。
また山号の「瑞鹿山」は、仏殿の落慶に際して無学祖元禅師が法話をすると、山中から白い鹿が集まって説法を聞いたという故事から名付けられたそうです。

この日は朝から雨が降ったりやんだりしていました。円覚寺は鎌倉特有の谷戸に沿って伽藍が建ち、周囲を深い緑に包まれています。山門から仏殿、方丈へと徐々に登っていく境内も、この土地の高低差を生かした造りになっているそうです。雨模様ではありましたが、濡れた木々に囲まれた境内はむしろしっとりとして、とても気持ちのよい雰囲気でした。

そして舎利殿の近くまで来たころには、雨が降っているのに空は明るいお天気雨になりました。
ちょうどその舎利殿の方から、お勤めのお経の声が聞こえてきました。
木々に落ちる雨音の向こうから響いてくる読経の声…
これまで何度も訪れている円覚寺ですが、ここが今も僧侶の方々が修行し、日々お勤めをされている禅寺なのだということを改めて感じ、自然と背筋が伸びました。

今回の霊場巡りでは、円覚寺の塔頭にあるお地蔵さまの御朱印もいただきます。
舎利殿のある正続院は、鎌倉二十四地蔵尊霊場第十三番札所で、「手引地蔵」がお祀りされています。正続院は円覚寺開山・無学祖元禅師の塔所でもあり、現在は通常拝観することのできない塔頭です。
そしてもう一つ、円覚寺塔頭の伝宗庵(でんしゅうあん)は、鎌倉二十四地蔵尊霊場の番外札所。「子安地蔵」がお祀りされています。こちらも通常は境内へ立ち入ることができません。
今回は、この正続院と伝宗庵のお地蔵さまの御朱印を、円覚寺入口の朱印所で書いていただくことができました。
あわせて、円覚寺御本尊の御朱印もいただきました。

円覚寺の御本尊は、仏殿にお祀りされている宝冠釈迦如来。その名のとおり冠をいただいたお姿のお釈迦様で、仏殿は七堂伽藍の中心となる建物です。
何度も訪れている場所でも、霊場巡りという目的を持って改めて歩いてみると、今までとはまた違ったものが見えてきます。
降ったりやんだりする雨、濡れた木々、舎利殿に差すお天気雨、蝉の声、そしてその向こうから聞こえてきた読経の声。
いつもの円覚寺とは少し違う、気持ちの引き締まるお参りとなりました。
円覚寺(神奈川県)
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円覚寺(神奈川県)
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