かしまじんぐう
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楽しみ方鹿島神宮のお参りの記録(2回目)
今回は12年に一度行われる御船祭を観に行ってきましたのでご紹介します。

当社は宮内庁から天皇陛下の幣帛を受ける勅祭社の一社であり、香取神宮と鹿島神宮は6年に一度勅使が参向します。そのうち午年にあたる年は12年に一度の式年祭である「御船祭」が斎行されます。


今日は平日にもかかわらず周辺の小学生たちは巡幸列を観に出てきていました。

列の先頭には総代さんと思われる方々がオープンカーに乗っています。しかも4台。この式年祭のために準備されているのか、はたまたどなたかの所有車なのか…

御船祭は9/1〜3の3日間行われ、1日目は勅使参向による本殿での祭儀、これは例年も9/1が例祭日とされています。
そして2日目がこの祭典名にもなっている御船神事があり、西の鳥居から船団が川渡りを行います。

東の鳥居があり船団の出発地となる大船津に建てられており、鹿島神宮からの巡幸列を出迎えます。

後ろの櫓ではお囃子が奏され、法被を着た氏子さんたちが鹿島神宮から歩いてきた巡幸列の方々を労っています。

馬に乗った方々がけっこうな数いらっしゃり、結局20頭くらいの馬が確認できました。



巡幸列には4つのお囃子の保存会が参列しており、うち3つが佐々羅という舞の保存会です。
この佐々羅というのが田楽式の獅子舞らしく、獅子の頭で腰に提げた太鼓を叩きながら舞います。
こちらは助川佐々羅の保存会です。


鹿島神宮は武運長久の御神徳を持つことから、流鏑馬や剣道の流派がいくつか点在しています。

こちらでのメインのお神輿で、よくある煌びやかな神輿ではなく、鹿島神宮の本殿を模したいかにも神社な形をしています。

こちらは幟に「成澤鹿島神社佐々羅」と書かれており、おそらく日立市中成沢町の鹿島神社で継承されている佐々羅舞と思われます。




2000人の参加者がそれぞれの船に乗っていくため港だけで人がごった返しており、一般の観客は中に入ることはできなくなっています。



船団は西の鳥居の港を出発して鰐川を下り、外浦逆浦から常陸利根川を上って加藤州と呼ばれる場所まで行きます。

船団が出発し加藤洲に向かっている間に参拝しました。
ちなみに鹿島神宮の鳥居は神明鳥居の系統なのですが、貫が柱の外側まで突き抜けていることが特徴で、「鹿島鳥居」と呼ばれています。
明神鳥居にも見えるもの凄く微妙な違いなのでぱっと見では違いに分からないです。

右手にある小さな小屋が行宮で、神輿が祭礼の間安置されます。


大行列です。

鹿島神宮の拝殿は表参道に対して右に90度曲がって建てられています。
これは社殿の向きが通常の神社と違って北側を向いて建てられていることから起きてしまっているのですが、北側を向いているのはこの地域より北側にある陸奥国の蝦夷を牽制している意味があるとされています。

8/1〜9/6まではこの御船祭の都合により書置きのみの対応になっています。

ものすごい多い…それでいてなんと外国人の観客は一切いません。12年に一度ということと、かなり広範囲の住民の方々が船団として参列しているためか、ほぼ地元の人たちが観に来ているようです。これはこれですごい。



👁チェックポイント‼️
今回の御船祭は『常陸国風土記』に記載のある船の奉納行事を起源とし、日本武尊さまの東国征討を機に始められたとする鹿島神宮最古のお祭りとされています。
鹿島神宮の船団は加藤州に立てられた斎杭と呼ばれる御幣を奉った杭のある場所に到着すると香取神宮が神迎祭を斎行します。これは4月に行われる香取神宮の式年祭時には立場が反対になり、利根川を渡ってきた香取神宮の船団に対し、鹿島神宮が神迎祭を執り行います。今回写真には納められなかったのですが、この潮来港の向かいに斎杭があり神迎祭が行われたようです。


これらの山車は潮来祇園祭礼の際に曳かれている山車で、今回の船団のお迎えのために出てきているみたいです。


対岸の斎杭の場所で神迎祭を執り行っている間、対岸の潮来港では乗船していた佐々羅舞の保存会や剣道流派の方々による奉納行事が行われます。
ただ如何せんこちらでも一般客が規制されているためまともに観られない…


香取神宮は利根川を遡上した後上陸して一泊し、陸路で神社まで戻るのですが、鹿島神宮はもと来た道を戻っていきます。

船団の待機場所とされる番号が振られているのですが、確認できるだけでも40番台まであり、公式によれば90艘の大船団だそうです。



神輿が乗っている船には船首に竜の頭がついています。ちなみに香取神宮の御座船は鳳凰の船首になっています。

ちなみに馬たちは乗船せず大船津の港で待機しており、往復の陸路だけ活躍していました。




神輿が行宮に着輿する前に、神主さんの「凱歌を宣れ〜!」の合図に「おおおーーーー!!!」参列者と観客が応答し、これを三声上げてから行宮に鎮まりました。


神輿と巡幸列の無事を報告する祭を斎行して2日目の祭礼は終了となります。

今日は式年祭の中日であり、3日の最終日はこちらの5基の山車が氏子地域を巡幸します。お時間ある方はぜひ最終日行かれてはいかがでしょうか。

8/1〜9/6まで授与される特別御朱印、要石守、大直刀の絵馬、双宮守です。
双宮守は香取神宮のものと重ねて対を成します。
すてき
みんなのコメント(8件)
神祇伯さん
船を使った盛大なお祭りはすごい光景。
写真からでも熱気が伝わります。
私も神社のお祭りにはよく行きますが地元の人々が集まる光景は和やかな気分になります。
神祇伯さん、こんにちは。
鹿島神社にお参りしたことはありますが、お祭りの時はまた格別ですね。
しかもこの御船祭は12年に一度…貴重なお祭りのご投稿ありがとうございました。
神祇伯さん こんばんは😊
式年祭の素敵な投稿ありがとうございます。
仕事で見に行けないので拝見できて良かったです。
長時間、移動距離もすごそうですね、お疲れ様でした😄
こんにちは、高砂あさっぴーさん!!
その気持ちよく分かります。地元の方々によって盛大に祭りが行われていることこそが、その土地と神様が元気な証拠ですから、安心します。
こんにちは、BLZさん!
茨城県においても最古級の神社であるが故に祭りの規模が段違いでした。是非12年後には現地でお楽しみください。
こんにちは、yasumiさん!
今回もう少し祭場の位置を把握できていたら効率よく回れたのですが誤算でした。
私よりこの長い時間装束着ていたり馬に乗っていたりした方々の方が何倍も大変だったでしょうから、無事に終わって良かったと思ってます。
神祇伯さん、こんばんは😊
今回初参加で勝手が分からず、加藤洲でずっと待ってました・・・
神祇伯さんの詳細な投稿で、今回の式年大祭がどんな感じだったのかがとてもよく分かりました。
次は12年後ですね、今回の神祇伯さんの投稿を参考に次回開催は私も色々回れればと思いました。
素晴らしい投稿を拝見させて頂き、ありがとうございました😊♪
こんばんは、葉月 光さん!!
そうですか加藤洲の方にいらっしゃいましたか!であれば神迎祭の様子はご覧になられたでしょう…私はむしろそちらの行き方が分からず観ることが叶いませんでした。
ぜひ12年後を楽しみに待ちましょう!
投稿者のプロフィール
神祇伯1860投稿
どうも、全国の古い神社に出没するお稲荷さんの下僕です。ブログで参拝した神社の感想上げてます(8/23更新) 御朱印も集めてますが写真は載せない主義なので、戴けたところは順次報告&更新します。もっと読む
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