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大生郷天満宮の日常(105回目)茨城県水海道駅

お鯉さま

投稿日:2022年01月10日(月)
1月12日、開基性信上人の肖像を飾った東京都東上野坂東報恩寺本堂で、鯉魚料理規式『俎開き』が行われる。
雅楽の流れる中、土佐烏帽子に直垂姿の四條流門人が中央に据えられた俎の上の鯉をさばき、「長命之鯉」「龍門之鯉」など縁起のよい切形を披露する。

天福元年(西暦1233年)頃から、続けられている伝統の行事である。

下総国岡田郡横曽根(現在の茨城県常総市豊岡町)で、性信上人(親鸞上人二十四輩第一番)が人々への教化に励むなか、熱心に法話を聞きに来る老翁がいた。

ある日「お導きによってやっと心が安まりました。どうかこの翁を弟子にして下さい」と性信に懇願して"性海"の名をもらった。

老翁は非常に喜び、「この恩は末永く忘れません」と言い残して飯沼のほとりに姿を消した。

その後、大生郷天満宮の神主の夢枕に天神様が現れ「性信の聖は我が師である。
我は聖の教えにより長い間の煩悩から解放された。師の深いご恩に感謝するために御手洗の池の鯉二匹を性信上人へ毎年必ず届けるように」とのお告げを残した。(このことから「性海」は人の姿を借りた天神様であったことが分かります。)

以来790年あまりにわたり、途絶えることなく贈り続けられている鯉は、1月10日 大生郷天満宮から横曽根の報恩寺へ届けられ、性信上人の影前にお供えする。ついで翌日 東上野の報恩寺へと移され、そして12日 午前10時頃から厳かに「俎開き」の儀式が執り行われるのである。
大生郷天満宮(茨城県)
大生郷天満宮の動物
大生郷天満宮(茨城県)
大生郷天満宮(茨城県)

すてき

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