酒門神社例祭 4月3日 11:00~
御朱印 10:00~13:00 ※但し、祭典中は受付できません。
鏑矢の神事は元来正月15日に行われていましたが、現在は4月3日の例祭に行われ
る当社古来の特殊神事です。
うつぎの弓(長さ 四尺二寸)二組、羽張矢(長さ 二尺二寸)二組、的(経 二尺二寸)中央より黒・白・赤・黄・青の五色にわけ、三方の青のところに鬼と記し、的までの距離は四間二尺とし、神前で氏子一同黒的に向かって矢を射ります。
この神事は、年の豊凶を占うもので、類似したものとして利根川流域の「オビシャ」がありますが、水戸周辺ではほかに例がありません。(オビシャは、騎乗しておこなう流鏑馬に対し、御歩射の字を当てる。柳田國男説)
弓に用いるうつぎは、土地の境界などに用いられた強い木で、その白い花は「田植え花」とも呼ばれ、咲き誇る様は秋の実りを連想させ、豊穣への強い願いが込められています。
的の五色は五行説(万物は五つの要素により成り立つ)による木火土金水を表し、自然の恵みを願うものであります。