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こうりゅうじ|曹洞宗国華山

高龍寺の編集履歴
2023年09月16日(土)
北海道 函館どつく前駅

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ハナナチエ
2023年09月16日 11時19分

ご由緒

高龍寺は、寛永十年(1633)松前の曹洞宗法願寺の末寺として亀田村(現在の市内万代町辺り)に建てられたことが始まる、市内で最も古い寺院である。
そのご、洪水による被害などで亀田村が衰退したため、宝永三年(1706)に函館の弁天町(現在の入舟町)に移転した。函館開港当初は実行寺とともにロシア領事館一行の止宿所となり、明治二年(1869)の箱館戦争時には函館病院の分院として負傷者を受け入れた。
幾度か大火で建物が消失したが、明治十二年(1879)にこの地に移転し、明治三十三年(1900)には現在の本堂が完成、同43年(1910)に完成した山門は彫刻が見事である。いずれも越後出身の名工たちの作で、明治時代末期の貴重な木造寺院であり、平成23年(2011)には国有形文化財に登録された。
函館山を借景とした日本庭園には、芭蕉の句碑(鼠塚)もあり、墓地には勝海舟と親交があった柴田利右衛門や、日本最初の種痘を行った中川五郎治など著名な人の墓がある。また、松前藩家老で、人物花鳥にすぐれた画家であった蠣崎波響の最高傑作「釈迦涅槃図」(北海道指定有形文化財)を所蔵している。

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